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ブランド: Key
以下ネタバレ。
初回出荷本数 12 万本、縁日で買った怪しげな仮面よりも役に立たなさそうなショップ特典攻勢、未開封で投げ売りする転売屋、迷惑なだけの深夜販売とあらゆる点で前代未聞、驚天動地、今世紀最後の大作と名高い作品です。
ところが。フタを開けて出てきたのは今更ながらの家族愛が云々、幸せな記憶がどーした、というえろげに似つかわしくないものばかり。
メインの話はほぼ一直線。美鈴以外の二人は余り深いとこには触れません。別に無関係ではないですが、もう少し(メインの方へ)寄るとより解りやすかったようにも思います。
そんな発散してるようでいて収束している3つのお話で共通している点というとやはり「家族」、ですか。
この作品には「家族」が居ません。母がいて、父がいて、子供達が居る。そんな典型的な「家族」を敢えて外しています。
誰かが、そして何かが欠落してるからこそ、ただ只管に幸せな家族を求める姿や「家族ごっこ」から「家族」へと変わろうとする姿が胸に焼き付くのでしょう。しかし。あちこちで突っ込まれているように、父親の存在が薄めなのは狙ってやってるんでしょうか。
相変わらずキャラ作りはあざとく見えます。妙な付加要素(今回は少し意味が付けられてたようですが)を付けなくても十分、魅力的に描ける力量は持ち合わせていると思うのですが。

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