昨日の続き。今年プレーしたのを思い出しながら適当に書いてみようかと。
真剣に置き場所に困るぐらい積まれている手つかずのパケも何とかしたかったのですけど来年へ持ち越しです。どうして時間と金って両立しないのでしょう。
インデックスによると新世紀最初のえろげは「顔のない月」だったようです。いきなりまたアレな作品です。エロを重視しすぎる余りに本来のシナリオが薄まってしまったちょっと珍しい作品でした。
以下、インデックスを参考にしながらどうぞ。できるだけ有名どころを外して厳選したつもりですが長いです多いですごめんなさい。
Renaissance
色の組み合わせにより翌日のスケジュール決定、狙いキャラが外れたらやり直し♪ という現代に似つかわしい個性的なシステム (タイトルの意味も含め、狙っていたらしいが) を備えながらも、伏線を散らして寄り合わせていくシナリオは大変心惹かれるものがありました。肝心のラストがちょっと物足りないのは大人の事情。
椿色のプリジオーネ
ミンクなのにエロが薄いという希有な作品。マルチな展開でも無理なく読めるシナリオに纏めた事に敬意を表して。館モノ好きですから。
KISS×100 GirlGirlな女達
女性キャラとは全員義理関係、でもって事ある毎に唾液交換するというイカレた イカシた展開が目白押しの Winters デビュー作。この、普通でない歪み具合が実に面白い。
Alive Renewal
恋人ぶっ殺し系作品。しかも死んだ彼女はヒロインではなかったという見事な二段オチ。さらにキャラはみんなエゴイスト。こういう救いのないのは大好きです。リニューアル作品は売れないと言う定説通り、二週間でワゴン逝きしたのが残念。内容的には一部未完。
けらくの王
13 cm 系暴走テキストと風船クラブ原画の CG が全てな抜きゲ。声優さんも頑張ってるなぁ…
こんなアタシでも…
ヒロインが淫乱さん、というのはさして珍しい設定ではありません。これ幸いと主人公が乗っかっていきます、普通なら。普通でないこの作品の主人公は残念ながら常識人です。平気で乱交しまくるヒロインを見て何度も気を失います。こんな壊れに壊れたヒロインと常識人の主人公の間に果たして愛は芽生えるのかと問いかける社会派作品。というのは勿論冗談ですが、正常と異常の狭間を見るには良い作品です。単にこういうキャラクタが愛しいだけなんですけどね。
実習生
シナリオはともかく、絵と音声は良かったなぁと。そんだけ。
てんしのはしご
地味に良作してます。ところどころ上手くネタを使い切ってないのはシリーズものだからでしょうか。あと炉利のさらに炉利を逝ったのは凄いとしか。
BitterSweet Fools
これぞ正に「少女」。少女崇拝的とも思える少女の描き様が萌え。少女ゲーと読んであげよう。
あしたの雪之丞
腐ってもエルフ。一定以上のクオリティはしっかり保ってます。次に期待できるということで。
夕闇の童詩
存在すら知られて無さそうな隠れた良作。空間の魔術師・ゆうろ氏の絵と音楽の調和が美しい。
未来にキスを
元長氏の作品ということで一応、そういうのだとは予想はしていました。しかしこれをえろげというフィールドでわざわざするのは…… 敢えてそこでする意味というのも分かりますが、Natural みたいなのを期待させる商品紹介するのもどうかと。あ、それもまた狙ってましたか。
Crescendo
水無神知宏氏がシナリオということで注目されたノベル。少女漫画的展開ながらも丁寧な描写と無駄を省いた構成で手軽に楽しめたのが良かったです。声入りにして欲しいなぁ。
雨やどり
えろげがえろげユーザに批判的に描く (ネタとか洒落ではなくマジに) というのも凄い。内容的には救いの薄い鬱ゲー。そのくせ、エロが妙に濃ゆいのが悔しい。
ジサツのための101の方法
制作スタッフは密かに豪華。しっかりした文章で描かれる電波ちゃんが見物です。途中にやり取りとかも結構好き。
たいせつなうた
実妹と愛情表現としての接吻をしても良いという事を身を以て証明した作品。地味に良作です。
奴隷介護
テキストでも十分、エロな雰囲気を出せるという事を示す作品。「けらくの王」とはベクトルの向きが違い、こちらは官能小説風描写。「風」というのが実はポイント。
ぷちチェリー
二股ヒロイン最高です。嫌われるのを狙ってるとしか思えん。
残り、作品世界や雰囲気等が気に入った作品は「さよならを教えて」「ススキノハラの約束」「傷モノの学園」「灰被り姫の憂鬱」「蜜柑」といったところ。
「さよなら」はエンドに複数の展開が欲しかった、「ススキノハラ」は普通すぎたのが欠点か、「傷モノ」は今ひとつなところが多いけど一応、「灰被り」はあの退廃的・閉塞的とも言える世界観が良いのにシナリオが謎を残したまんま。
さ。寝よ寝よ。