SNOW

ブランド: StudioMebius
ラスボス、桜花エンド。どうやらこれで全部終わってしまったようです。お話はやっぱりそう来るかーで、盛り上げ方も何処かで見たようなやつ。残念ながら Air の時のようなぐっと来るようなもんは無し。桜花の CG が削られたのはこういう路線変更の結果なんでしょうかね。
当初の予想よりも面白かったのは認めましょう。背景の美しさや降雪演出、立ちキャラの豊富さといった細かい作り込みはたっぷり待たせただけの事はあります。どうせキャラの名前なんぞ覚える間もなく終わってそのまま忘れ去られるとばかりと思っていたお話も知らず知らずのうちに興味を惹かれるわ芽依子が美味しすぎるわと、キャラ立て・シナリオ共に水準以上の質はありました。喩え何処かで見たどころかそのまんまなキャラクタやシナリオでも、そこまで言われるような質を織り込むのもまた難しいと思うのです。良く言えば依拠、悪く言えば模倣。同じプロットを用いても万人に同じものが書けるわけではないのですから。実際、急展開までの日常描写の長さと退屈さやネタの彫り込みの浅さは辛いものがあります。
ここまで書けるのならもう少し一工夫、真似だのパクリだの Kanon 2 だので終わらないものがやはり欲しいです。好評を博した作品の美味しいところだけの繋ぎ合わせという印象が拭えません。「どうせスタジオメビウスなんだから」の一言で全て納得してしまえるとはいえ、そこで終わらせるもちょっと勿体ない。芽依子とか芽依子とか芽依子とか。
キャラクタというと、サブキャラが異様に立っていて存在感がありました。確実に人気の出なさそうな扱いの澄乃とはえらい違いです。旭は可もなく不可もなく、地味に良い感じ。桜花は単独でみるとちょっと弱いか。経験上、負けてしまうと思っていたしぐれはシナリオの不備というか薄さで特に何もなし。不幸孤独背負いキャラってのはもっと責めてこそ輝くものなのに、呵責に苦しんでるという描写がどうも見受けられない。こういうとこも勿体ないです。
音楽は良くも悪くもな平均的なもの。鍵作品のような訴えるもの (って何だ) とか好みの旋律が無いのも素直に感動できなかった理由かもしれません。あ、ボーカル曲はどれも好きです。確実に出るであろうサントラは買うでしょう。
そういえばイベント CG で、パンチラものが見事に無いのは多種多様なプラットホームへの移植を容易にするためと解釈して宜しいんでしょうか。移植もいいけど音声入り完全版がとりあえず欲しいところ。

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