雑記

先日説明会参加を申し込んだエントリーした企業の「日本サードパーティ」から資料が届きました。一昔前と違い、最近では経費節減も兼ねて資料送付をやらない企業の方が割合的に多いのでわざわざ送ってくれるとこは結構印象に残ります。
封筒の大きさは長形 3 号 (120*235) なので資料も当然そのサイズ。セミナー開催の手紙、入社案内、そして「劇画 就職戦線異状有り 大滝京平の選択」「劇画 大滝京平の選択 II マスカット経営の秘密」。……はい?
えーと、最後の二つは進研ゼミとかの入会案内についてくる「入会すれば授業、テスト、受験は完璧! さらに趣味に恋にスポーツまで!」なサクセスストーリーを描いた漫画の類ですね。会社資料にこんなのがついてきたのは初めてですよ。奥付によると企画はエンデバー (株) 、制作が TREND-PRO 、作画が和田順一。和田順一で検索するといくつか引っかかるみたいですが、絵が無いので同じ人かどうかまでは不明です。
登場人物は主人公の大滝京平、大学のゼミ仲間だった竹田秀男と関口さやか、同級生だった木村健介、日本サードパーティ先輩社員の伊藤真里亜と同取締役社長。一冊目「劇画 就職戦線異状有り 大滝京平の選択」が就職直後、二冊目「劇画 大滝京平の選択 II マスカット経営の秘密」が入社三年目のお話です。
ではまず一冊目から。久々にゼミ仲間の二人と飲んだ大滝京平、大手損保や大手商社に就職した二人はどうやら大企業故の動きにくさを早速実感してる様子です。……はい、これでもう先のお話が読めましたね。他二人がコンパだ最後の学生生活だと遊び惚けていた間に内定者研修で一人前の技術を身につけた大滝京平は今日も生き生きと働いているのでした。ラストの一コマで二人が名刺を見て 日本サードパーティか…… と呟くのをみて、まさかこのまま転職か?というのを期待しましたが流石にそういう展開はありません。
二冊目の舞台は同窓会会場。ここで有名デパートに就職した木村君登場です。有名デパートとはいえこの不況下、業績不振に赤字決算でお悩み気味。総合商社の竹田くんもバブル期に抱えた負債整理に回されるわ、成果主義への転換でリストラの恐怖を感じるわで困り気味と。この後の展開は勿論ご想像通りなので以下略。サブタイトルのマスカット経営については Web の方でも触れられてます。

マスカットとはご存知のとおり私たちがよく口にする葡萄の一種である。例えばトウモロコシと比べると、両者とも粒の集合で形をなす点では同じだが、マスカットはたった一粒でも存在感を持ち、デザートとして立派に通用する点でトウモロコシの一粒を大きく圧倒する。つまり個の集合体である企業において、個々の組織と個人の力量こそが生命線になる、という考えなのだ。

この漫画の私的ヒットな台詞はこんな感じです。

「なあ 京平の会社って俺たちが考える常識の逆を行ってないか?」
「っていうか これまで私達が考えていた常識がおかしかったのよ」
「もしかして 最近よく言う『勝ち組企業』ってお前の会社みたいなものを言うんだろうか?」
「そうね、21 世紀に伸びる企業って JTP 的な考え方をする企業なのかも」
(そうかもしれない……)

いや、そこまで言わすかと。最後の一言 そうかもしれない…… のコマ (ベタフラッシュが良い感じです) での 3 人の何とも言えない表情とか。
あ、採用活動なのにこういうのを企画してしまうセンスは好きですよ。脚本構成上、「いいところしか言わないよくある勧誘漫画」という感想しか抱けませんけどね。

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