3days

ブランド: Lass
残り CG を回収してコンプ。
いわゆるループものと呼ばれるシナリオ構成の作品です。特徴的なのは、フラグが立つまでは途中でタイトル画面へ戻ること無く永遠にループし続ける点でしょう。3 日目に必ず殺されるのでタイトル通り 3 日で一周です。ご親切にもセーブデータ毎に死亡回数のカウント機能付き。美柚との再会のあたりの展開の他には、特にループものとして面白そうなネタやアイディアは見受けられません。
内容的にカテゴライズするならオカルト・伝奇系です。それもライトノベル系の。せっかく、古今東西・和洋折衷織り交ぜられるのに燃えとかには至りませんでした。これ系の戦闘シーンでは「PARADISE LOST」(light) が良かっただけに結構期待したのですが惜しい。それにせっかくのベジータ様なのに……。
難易度はやや高めです。フラグ状況に応じて新たな選択肢が登場する上に、既に通った選択肢の先にも変化が生じていたりする関係上脳内マップだけでフルコンプはそれなりに苦労するはずです。単純な樹形図構造ではなく、前後の行動の違いが後々響くのでセーブとロードも上手く使わないと混乱の元になります。
血とか内臓とかの描写については割とライトなもんです。さすがに切断系 CG は出ません。精々が血まみれとか腑露出とかそのぐらい。むしろ、悲鳴とテキストのみで展開される解体シーンの方が精神的にきついです。
ヒロインについては二人だけと見るべきです。ダブルヒロインというとどうしても思い出してしまう作品、「WithYou」のようなもんだと思っても良いでしょう。すると乃絵美にあたるのが奈々子ですね。
CG 枚数とか全体的な扱いとか考えるとやはりメインはたまきです。美柚には一見嫌な部分を萌えへと昇華させるだけの出番がありませんでした。自分のことを名前で呼ぶ、自己中心的思考、隠そうともしない嫉妬深さ、裏切ったら無理心中しそう系といった上っ面な記号や属性は凄く萌えるし好きなのですが。しかし「萌えは強制されるものじゃない。心の内から湧き出でるものだ。泉の水だ。」(© 私立アキハバラ学園) なのです。こういうキャラを一般受けする萌えキャラとして可愛らしく描けるシナリオって無いもんでしょうかね。

よかったところ
ライトとはいええぐい描写も頑張ってます。完全無欠のハッピーエンドが無いのも個人的には面白くて好きです。
わるかったところ
男キャラの作画になると崩れが大きくなるのはえろげ原画家の宿命か……。テキストのミスは主に助詞の誤り。校正段階でミスったんでしょうか。

ループ部分が長すぎて、全体を俯瞰してみるとどうしても真相部に物足りなさを感じます。それでも作品としての完成度は高いのでループものに抵抗がなければ良作です。それに、ベジータ様の喘ぎ声が聞けるのは 3days だけっ。

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