MOON CHILDe

ブランド: SIESTA
選択肢も潰してコンプ。
久弥久しぶりだよ久弥、でやってみた本作ですがメインシナリオは企画の林ふみと。久弥と眼鏡友の会/E.C はメインシナリオとは直接絡まない、世界観だけを共有するサイドストーリー担当です。キャラも各ルートに 2 ~ 3 人ずつ振られています。
メインとなるのは咲夜シナリオ。メインだけあって頑張ってるし構成は面白いと思います。まず最初に設定ありきなところを乗り越えられてツンデレが嫌いでなければ楽しめます。しかし肝心のメインシナリオなのに終わってみると、メインヒロインのシナリオによくあるネタ振り的なお話しに感じてしまいました。
つまりは設定の使い方、シナリオでの突っ込みがいまいち中途半端。だから他キャラのシナリオで深く突っ込むのかと思いきや殆どサイドストーリー状態。他での補完を期待できないなら、詰め込めるものは詰め込んでおくべきです。
あと各選択肢の未来が見えるというシステムを使うためにあるかのような無駄な選択肢たちははっきり言って邪魔としか。選ぶ必要のない選択肢ほど無意味なものはありません。ちょっとしたお遊びならもう少し減らすべきかと思います。
期待の久弥担当シナリオは久弥らしくて、投げやりな H シーン含めて楽しめました。水乃エピローグの雰囲気とかも実に良いです。もちろん相当な信者補正が掛かった上での感想。
眼鏡友の会/E.C 担当シナリオは久弥とはまた違う意味で違和感がありました。というかそれまで知らなかったはずの情報を何故か知っていることになってたりするのはどうなんですか。
キャラは久弥への贔屓目を外すとやっぱり咲夜になりますか。最早使い古され世俗の汚泥にまみれたツンデレなどという言葉には収められない存在感が魅力かなと。しかもツンというよりは凛です。声が乃絵……もとい韮井叶さんというのも、凛々しい時ととデレた時のギャップが楽しめて良いですし。

よかったところ
世界観と設定ありきで進むお話し
わるかったところ
世界観を共有するだけのオムニバスってのも良いですけど、もう少し相互に補完とかしてくれるとより楽しめたのではないかと

決して悪くはないはずなのに何か物足りなさが残ります。体験版で雰囲気が好きになれればそれなりに楽しめますが、特に魅力を感じなければ流しが推奨。年度末あたりに 4k 台に落ちてきたぐらいが買い時でしょうか。

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