彼女たちの流儀

ブランド: 130cm
一通り堪能したので纏め。
一言で言うと鳥羽莉ゲーです。歌詞からシナリオ、世界観まで全てが鳥羽莉を彩るためのアクセサリ。「吸血鬼」「金髪ツインテール」「双子」「姉弟」「倒錯」「女装主人公」「劇中劇」と記号は多いですが中心にいるのは常に鳥羽莉。ここまでメインヒロインの存在感と魅力を前面に押し出した作品も希有でしょう。
当然、鳥羽莉の存在感が強すぎることの代償として他のキャラはやや弱め。それでも、朱音や涼月は鳥羽莉に飲まれないよう独自の流儀を見せてくれます。ちなみに記号に「ツンデレ」が無いのは抜けでも何でもなく。全身にツンデレな記号を纏った涼月は決して胡太郎にデレたりしません。もう少し踏み込めば、というか女装胡太郎との絡みの一つでもあれば涼月はさらに良かったんですがちと惜しい。
鳥羽莉の次に存在感をもつのは意外にも主人公の胡太郎。女装主人公もので且つ、姉弟とヘタレ要素の高そうな設定にも関わらず、一応の流儀と個を持っているので不思議と不満は無し。女装姿は気合い入りすぎて狙いすぎですが。
そんな胡太郎と鳥羽莉との H シーンは期待通り、期待以上に倒錯していて実に萌えます。姉弟という背徳感は皆無なものの、身勝手に歪み倒錯した振る舞いはそれに代わるだけの価値があります。
声優陣の頑張りもお見事。本作も VA 系ブランドお馴染みのいわゆる VA 系声優なわけですが、イメージ通りの外れ無し。特に実質三役な涼森ちさとの熱演ぶりは素晴らしい。
声関係でちょい引っかかるのは、やたらと激しい修正のピー音。近親相姦は平然と描写できるのに、声に出すのは不可っていうのは大人の事情ですか。
購入動機の一つ、fripSide の手がける OP はフルコーラスで最後に聴くことに価値と意味があります。ネタバレ過ぎる歌詞を含め、作品 (正確には鳥羽莉な訳ですが) との一体感を味わえるボーカル曲はやはり強い。

よかったところ
彼女たちの流儀と言うよりは鳥羽莉の流儀なところ、あとは宣伝通りに漂う倒錯感でしょうか
わるかったところ
この際、サブキャラが薄くなるのは宿命ってことで

女装主人公ものに外れ無しの怪しげなジンクスは今回も守られた、と。ややボリュームは少なく感じるものの、鳥羽莉のお話しがメインと思えば綺麗に纏まっています。基本は奇を衒わない話なので、ちょこっと倒錯した雰囲気に惹かれるのなら損することはないはず。

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