雑記

読んだ人の 9 割が涙した話らしい、噂の「鏡の法則」とやらを今頃読んでみました。
9 割云々に関しては「世の中には三つの嘘がある――普通の嘘、真っ赤な嘘、そして統計だ」なんて言葉もありますから、就職率 120 % とかと同類の数字でしょう。それに問題の主題はそこにはありませんし。
この話、タイトルでぐぐってみると気持ち悪ぐらいに感動しました泣けました人生の意味を教えてくれました身長が伸びて彼女と幸せな毎日を送っています系の翼賛記事のヒットが妙に目に付きます (一部で話題になってから、批判系記事もひっかかるようになったようですが) 。これらが手の込んだ仕込みでないなら、真にこの人達は感動の涙に瞼を濡らしたのでしょう。勿論、それ自体は全く悪いことでも何でもありません。えろげで泣いたりする腐れオタが、そんなことにいちいち噛みつく気もありません。
んじゃ何が言いたいかというと、これは本当にいいお話しなのか、と。父親と夫との関わり方を省みて自分の罪に気付き、自らも同じことをしていたことを反省して本当の家族へってそれなんて麻枝ゲー? じゃなくて全然問題の解決なんてしていないよなと。自分の見方を変えれば世界が変わる、んじゃ僕はここにいたい僕はここにいてもいいんだおめでとうってエヴァかよな心境です。感動のポイント自体がよくわからんのですよね。多分、自分の罪を詫びているシーンとかだと思うのですけど何がどう盛り上がるのかがさっぱり。
一番のアレなところはそう、リアリティのあまりの無さ。こんな素直な人、本当にいるんでしょうか。実は虐めは B 氏がしくんだ茶番で、相談をネタに不倫関係にとかの方がまだありそうです (それなんてえろげ?) 。いやむしろ、精神的に弱い A 子の被害妄想・誇大妄想に悩んだ夫が精神科医に一芝居打つことを依頼した、の方がありそう。
まあ世の中には、初歩的な数学ができれば矛盾に気付くような儲け話に引っかかる人が絶えませんから、電話口だけの話でも心理学とか効果があるとかで権威付けされたら信じ込むような人もいるのかもしれませんね。

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