タユタマ kiss on my deity

タユタマ kiss on my deity [Lump of Sugar] みっふぃーエンドでコンプ。何だかんだで丸く収まりまったという意味ではノーマルエンドってとこですか。
でも全体を通してみると、体験版の時は無難路線でいくんだろうと半ば安心していたのに何でこうなってしまったんだろうという感が。綺麗に纏まっているエンドがある一方で、ライターに嫌われているとしか思えない扱いをされるキャラがいたり、共通ルートが大半で個別ルートの割合が小さすぎたり、各シナリオにしても掘り下げがどうにも中途半端で。
何が悪いかと言えば、根っからの悪役なんていないんだよ的な優しい箱庭的世界を作ろうとしたのに完成していないところなんじゃないかと。明るいラブコメというか、軽いノリを終始維持したいのかとにかくシリアス方向に向かうのを避けているように感じました。いやちゃんと然るべきところのために取っておきたいから必要最小限にして逃げている、というべきか。もう少し踏み込むだけでも印象変わるところでもそれをやっているので、心情の吐露もみられないまま進んでしまう置いてけぼり感はありました。結局、状況に流されてるだけだよねと。
そんな煮え切らないお話の最大の被害者が、発売前とはいえ人気投票 2 位に食い込み、ショップ特典の布ものにも引っ張られたアメリだったと。無難にツンデレ幼馴染みをやっておけばよいものを、どうも既存の枠に収まらない一捻りを入れたかったのか自分勝手な面ばかりが目立つわ、そんな行動を取ってしまった理由も薄いというか説明不足過ぎるわ、フォローの一つも入らないわと散々です。不幸属性やら鬱展開の一つや二つは無いと釣り合わないだろうに余程書きたくないのか書けないのか。デレになったらなったで可愛いっていうかそれはいいんですけども、ハードルを相当高くしているのは事実。
いや私はアメリ好きですけどね。扱いがサブキャラレベルに酷いのが可哀想すぎます。あのエンドも一つの答えとして有りだとは思うんですが他キャラのエンドとあまりに違うため、そこまでして枠外に起きたかったのかなあと。アメリはましろにも友情を求めたのに結局ふいにされるというのは、それほどまでにアメリを嫌っていたのかと楽しい邪推が浮かんでしまいます。
メインとなるお話は全ルート共通で、エピソードの順番入れ替えがあるという程度の差分しかありません。ただし微妙に台詞が変わったりするので既読スキップは頻繁に止まります。ルートは本編冒頭時点でほぼ決まっているため、意味がある台詞変更ならまだしも、必要性があるのか疑問なところでも変えているので実に面倒。個別シナリオは狭間と、終盤にどばっとという感じに。

よかったところ
鵺かわいいよ鵺
わるかったところ
もう少しだけ、アメリにも愛情注いでやって下さい

やけに中途半端感が残る点含めて、極々普通なものだと思います。アメリの嫌われっぷりはどうかと思いますけどねっ。

コメントを残す