花と乙女に祝福を

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最後に薫エンドでコンプ。やっぱりこっちのルートの方が面白い。
もはや一ジャンルになりつつある主人公が女子校に女装して潜入して云々、というやつですが、そこに何を求めるかが分かれ道になるんだと思います。このジャンルに期待するものというとまあ多分、他のヒロインを差し置いて主人公がお姉さまになるか、逆にお姉さまに弄ばれるかの二択。
本作でもそのテイストは一応入ってはいます。そう、入ってはいるのですが、基本的に主人公は普通の人。瑞穂ちゃんみたいに実は何でもこなせるお姉さまではありません。それならそれで、本人に自覚がないのにお姉さまと祭り上げられて困惑する姿を楽しめるという美味しさがあるものですが、本来一番それが生かされるはずの下級生 2 人ルートではさっさと正体をばらしてくれるのでお姉さまではなくお兄さんになってしまっています。いやおかしいですから。そんな展開、誰も望んでませんから。
逆に生徒会側に身を寄せるルートだと、年上ヒロインやらエロ担当同級生やらに女装姿のまま弄くり倒されたりギリギリまで正体を隠したりといった、文字通り弄られる楽しさがあります。こっちはちゃんと書けるのに、どうして逆が書けないのか不思議でならないんですが……。単純に、主人公にも男らしい一面があると言うことを主張したかったんでしょうか。
いっそショタ主人公で良かったとも思うんですけどねえ。まきいづみの声質では、男声はちょい残念な感じがしますし。弄られてるときの嬌声の方が萌えます。
お話の自体は大きく二分され、さらにそこから個別ルートという構成。なので個別ルート確定がやや後半気味で、抱えてる問題の正体とかがわかっても節目となる立藤の会まで残り数日というのがデフォ。お陰で無駄な引っ張りも無くさっさと決着がついてくれます。かといって端折ってるというわけでもないので「普通ならここから引っ張るはず」という偏見によるものでしょうか。テンポが良い、というのとは違いますがちょっと変わったバランス構成だとは思います。
個々のお話は何だかんだで纏まった良いお話っぽいかなと。聖佳さまと薫シナリオが弄られることを含めて良かったです。特に深いテーマとかがあるわけでもない志鶴さんルートの評価が高いのは単純にエロ担当だから。
下級生組、眞弥子はちょっとオマケ感があったものの、祈は主人公が見守りに徹するという変則技もあって良い感じにシナリオを持っていったのでお話自体は悪くないです。かといって無駄に男であることをさっさとばらす必要なんて実はあまり無かったよねー、と。
あ、あと妹の方の晶子のシナリオが無いのは明らかに需要を無視してますよね。綾音も普通、あそこまで気になるネタをやるならちゃんとおまけシナリオに入れろよと。まあどうせ FD への伏線なんでしょうけどねっ。

よかったところ
弄くり回される女装主人公、という構図は楽しめました
わるかったところ
無駄にお兄さんに戻らなくていいですから、本当に

わかってるようでいてわかってくれない、ちょっとそんなもどかしさを感じるのが白璧の微瑕といいますか。とりあえず FD やるなら晶子 (妹) と、晶子 (姉) 総受けは基本だよねと。

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