クロウカシス 体験版

本編未収録の部分を含む Web 配布の体験版。

あじ秋刀魚が殻ノ少女に続けての起用ですが、やっぱり数段上手くなってます。場慣れしたような安定感があります。微妙に拙い、下手以上上手未満な時期はすぐ過ぎてしまうと思ってましたけど案外早かったですね。

システムの紹介通り基本はよくある ADV スタイル、自由行動になるとマップ移動とコマンド選択式の会話や画面クリック式の探索ができるという涙が出そうなぐらい懐かしい雰囲気の推理ものです。

あの猟奇の檻 第二章でさえリニューアル版の真では「誰が何処にいるか」がマップ上でわかったというのに、こちらは一切ヒント無し。そして勿論、時間制限があるので総当たりは不可能。

自由行動時の会話についても時間制限有りなので、こちらもコマンド総当たりがほぼ不可能。当然、この会話により新たなコマンドが増えたり、今まで行けなかった場所へ移動するためのフラグになったり、誰が今何処にいるかのヒントになったりするのでポイントを押さえて情報収集する必要性が嫌でも出てきます。

ただ、同じコマンドを選んでもまた同じテキストを繰り返す、いわゆる「何度も同じコトを言う」作りまで大昔を踏襲してるのは手抜きに感じます。せめて「それはさっきお話しましたよね」な返しぐらいする 98 時代後期仕様にしろと。

探索はこれまた懐かしい画面クリック式。ただしそれほどクリックできる箇所は多くなく、お遊びテキストを含むテキストのパターンも 1 つ 2 つといったところです。こうしてみると改めて、同級生シリーズや YU-NO がどれだけお遊びテキストに労力割いてたんだって気がしてきます。

この探索で見つけたものや情報について、会話時に聞くことができることもあるのである程度真面目にやらないとフラグのフの字も立たないという結果になるようです。

この体験版中、詩音の部屋にまで辿り着けてやっと合格ラインとかだったら割と泣けてくる難易度だと思うんですが……容赦ないというかチャレンジャーですね。

事件発生時の現場検証やら聞き込みは時間制限無しにすることでバランス取ってるのかもしれませんけど、まさかそれだけで必須フラグ全回収なんて甘いことはないでしょう。むしろそんなことをされたら自由行動時の意味が全く無くなります。

原画もやや写実的になり、良い感じに雰囲気作りしてくれてるので雰囲気ゲーとしては十分期待できるはず。あとは閉鎖空間もののお約束を入れた推理ものとして何処まで頑張れるか、ですかね。

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