クロウカシス

ちょっと間が空いてしまったけど最後におまとめ。

イノグレお得意のミステリー、そして今回は基本の閉鎖空間イコール館もの、もはや悪ノリの域に達したものを感じさせる懐古主義なシステム、と発売前からシステムがネックになりそうな予感がひしひしとしていた作品でした。

そういう予感に限って的中してしまうもので、聞き込みパートや現場検証パートが実質、殆どフラグとして機能しておらず、自由行動時のアイテム探しとエンドを迎えたいキャラとの逢瀬の繰り返しという作業プレイで何とかなってしまいます。

下手に必須フラグをばらまくと、また難易度が高すぎるって話になるのでその対策と言えなくもないですが、それを言うなら最初からこのシステムを見直すべきだったかと。発想としては面白いと思うだけに、活用されないのは勿体ない。

お話の真相というか確認に近いところは、必要なフラグがあれば一周目からでもわかってしまうのでそのまま真犯人含めて推測可能、という温い作りもちょっと残念。古典的ではありますが、一周、二周、と重ねる毎に徐々に確信に近付いていく作りの方がより深く、長く楽しめると思うのですが。

エンドはどうやら、会った回数の多いキャラで決まるような雰囲気なので、明確に個別ルートと言えるものが無いに近いのもちょっと物足りない。さすがにトゥルーエンドは別ですが、サブキャラクラスは後日談部分ぐらいしか差がなかったような。

CG や音楽はいつも通り、充分すぎるほど良い仕事してるので以下略。ただ、CG は今回、構図的にも描写的にもかなり配慮した感が伺えるものです。全然えぐくないなんて……。

よかったところ
ちゃんとヒロインが生き残るところ、古臭い雰囲気
わるかったところ
折角のシステムも生かし切れないなら無意味ですよねー

一周か二周だけ自力で、あとはまったりと攻略見ながらクリアしてしまうのが恐らく正しいプレースタイルです。作業ゲーチックなところはやはり辛いので、広くは受けないだろうし勧めにくいというちょっと困った作品。

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