Daily Archives: 2011/05/03

穢翼のユースティア

オマケシナリオも終えてコンプ。

「いつもの 8 月」の力で、「いつもとはちょっと違う 8 月」を出してみた挑戦作な印象です。実験作と言えるほど冒険していないあたりが上手いのかな。

以下、何だかんだでネタバレになりそうなので注意。

まず何より、シナリオ構成からして旧来とは異なります。共通ルートから個別ルート、最後にメインヒロインのトゥルーエンドという 8 月黄金パターンを踏襲していません。それどころか、シュタゲや YU-NO に見られるようなサブヒロインの屍を越えていけ方式です。

なので本編の各章は個別シナリオそのものであり、添い遂げる意志があるかどうかを選択することで個別エンドか本編を進めるかがわかれます。何故敢えてこの構成を取ったのか、といえばやはり作品テーマをより強調するためなんでしょう。

実際、各章の積み重ねにはきちんと意味と伏線があったことに最終章で気付かされます。これは各シナリオが独立してしまう旧来の構成ではもちろん使えない (シュタゲや YU-NO のような特殊な設定が無い限り) 手です。まさか 8 月が黄金パターンを崩してまでシナリオに注力するとは。

当初こそ 8 月の個別ルートに付きまとうイメージ、つまりメインヒロインに華を添えるだけの脇役感がありましたが構成そのものが従来と違うことに気付くと、if の話として受け入れやすさのようなものがちょっと出てきました。だけど個別エンドになると、その裏でアレがあーなってるんですよね… 深く考えてはいけないのかもしれませんが。

今回はやけに気の強いヒロインが多い気がしますが、それぞれにちゃんとベクトルを変えて凛々しく、優しく、可愛らしく、芯の強いヒロイン達で好感が持てます。惜しいとすれば、各章をヒロイン個別シナリオとしてしまったためティアの活躍が皆無に近いところですね。

難しい匙加減ですが、ティアはその立場からもやはり全編ほどよく絡む必要があったように感じます。最終章はどちらかと言えば主人公自身のお話という色が強いですし。積み重ねという意味で、ティアにはもうちょっと頑張って貰いたかったところです。

システムやら BGM やらその他は「いつもの 8 月」なので問題なしと。そういえば恐らくえろげ初と思われるジェスチャ機能が搭載されていましたが結局一度も使いませんでした。

舞台は浮遊大陸という世界そのもの、ということで背景の多さは本気出しすぎですね。表情差分も必要十分。

H シーンもやはり「いつもの 8 月」……ということでやけに全裸が多いとか半脱ぎにしても脱ぎすぎだとかそもそも嬌声の上手い下手の落差が以下略とか。

  • よかったところ
    • 8 月でもこういうのを出せることを示してくれました
  • わるかったところ
    • 全てを説明する必要は無いですが、最終章にはファンタジーらしいこじつけ理論とかティアのこととかちょっと補完が欲しいところ

なんちゃって暗い雰囲気ゲーだろう、という先入観を払いのける程度には頑張っているように思います。「いつもの 8 月」で問題ないなら丁度良いバランスで描いていますし。逆に、8 月に 8 月以上のものを期待すると拍子抜けするでしょう。

Bookmark 2011/05/03

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