Daily Archives: 2011/06/11

CURE GIRL

とりあえず纏め。

先に言っておくと評価は低めです。ひたすらに長い (約一ヶ月間スキップ無し) 共通ルート、ストーキングして話題選択という前世紀システム、個別ルートに入っても盛り上がりが一切無いシナリオ、冒頭に出てきただけで存在感のひたすら希薄なコミュ、といったあたりが主なマイナス要因。特に共通ルートの長さと面倒臭さは特筆ものです。なのでさすがに、2 周目以降はスキップこそしないものの流し読み状態でした。

しかし本作は不思議とエロ助で評判が良いという謎。とりあえず、評価されたであろうポイント、本作の良いところは何となくレベルでわからなくもないのですが、マイナス分が大きいのと上手く言葉にできないのとでやっぱりトータルでは低めです。

いわゆる単純な、ネット依存の引き篭もりが運命の恋人との出会いで社会復帰してリア充一直線というお話では「ない」のがわかりにくくしているのでしょう。端から見たら、いや冒頭をプレーしたらそうとしか思えないけど全く違うんですよねこれ。

シナリオ上、それぞれ自分が何故人間失格なのかと語ったり、新たな問題が生じたりしますが、主人公は積極的に問題解決に走ったりはしないし、社会復帰だって適当な軽い一言二言で済ませちゃうし、ノリがいちいち薄く、軽い。

結局のところ、人間失格とか自称してしまうのは自己解決できる程度の問題に過ぎない、多感なお年頃にかかる麻疹のようなものでしか無い、というお話なのですよね、恐らく。そこに山や谷を求めてはいけないのでしょう。

  • よかったところ
    • 絵は綺麗なんですよ、絵は
  • わるかったところ
    • 相当に人を選びます

ちょっとレベルが高いというか、自分には楽しみどころを見付けられなかったのですが、合う人には合う内容なのかもしれません。というか、プレーの快適性を損なわれると相当なシナリオ補正が無いとやっぱりきついです。

恋ではなく

最後に軽くまとめだけ。ややネタバレ気味。

タイトル通り、恋では無いけどそれに近しい何かというものをテーマにした群像劇と。こういう青春ものは早狩氏の好きなジャンルなのかわかりませんが、過去の作品を見る限りやっぱり青臭い、むしろ早狩臭いとでも言いそうな濃いキャラクタが出るんだろうなと思ってましたがちゃんと期待通りでした。

事前の告知通りヒロインは祐未のみ。お話として複数ルートが用意されてはいるものの、結局のところ本当にこの作品のテーマを全て凝縮したのは最後のグランドルートなんですよね。

典史との関係が恋では無いことを冒頭から強く主張し、そして何故、普通に恋していた扶ではダメだったのかということに一番明瞭に答えています。

一般にえろげで扱われる三角関係というと、刃物が飛び交うほどドロドロしてたり恐ろしく物分かりが良かったりと良くも悪くもテンプレ化が進んでいます。もちろん本作もそんなテンプレの一つ通りに進むように見えるのですが、「恋では無い」というただ一点にテンプレの枠を抜ける異質さがありました。

今はまだ恋じゃなくて、そのうち恋に変わるというような誰でも思いつくネタなわけは無く、最後の最後まで恋とは似て非なるもの、良きライバルのようで恋人のようでやはり不倶戴天の敵のようで、どれとも似ているけども違う関係。

じゃあ他のルートのはタイトルに反して恋だったのかというと、少なくともそのルートをプレーしている時にはそう感じませんでしたが終わってみるとやっぱり、恋だったのかなと。もしかしたら、恋では無い中で特別な形だったのかもしれませんが。糞小っ恥ずかしい、いちゃいちゃを楽しむだけの商業的意味合いのルートという見方はとりあえずしないでおきます。

群像劇らしく他のキャラ達同士のお話も重ねられてますが、それらが恋なのか恋では無いのかは解釈の問題でしょうかね。丁度まぜこぜにされてるような雰囲気がありますが。

そんな、いつもの早狩ゲーのような味わいが凝縮されてるので信者的には無問題、信者で無い人は体験版でよく確認した方が良いと思います。

全体は基本的には淡々と、心理描写の変遷で進むタイプなので丁度合うものがあれば集中してプレーできますが、合わないと多分苦しいものがあるタイプです。特にヒロイン固定という、業界では忌み子のような設定ですし。

システム面では普通、と言いたいですがちょっと今時からすると物足りない感じも。あと、群像劇故の複数視点なので、今の視点が誰なのかを常時確認できないのはシステム面でのサポート不足ですね。フェイスウィンドウとか名前とか、色々方法はあるでしょうに。

CG は恐らく水準レベルとは思いますが、逆に言うと突出したところが無い平均的なものとも言えるわけで。BGM も同様で、作中の雰囲気を悪くこそしなかったものの良い方向に貢献したとも言えないあたり、やはり弱さを感じます。

カメラネタは最早ギャグの領域ですし小ネタなので別に良いのですが、用語解説の未読がプレー中に確認していても反映されなかったりとやはりシステム的にいまいちさが。

  • よかったところ
    • いつもの早狩ゲーです
  • わるかったところ
    • シナリオ以外の部分で、もうちょっと強みが欲しいところ

ちょっと変わった毛色のシナリオで、青臭い青春群像劇に抵抗なければ良作…ではなく佳作と呼んでもよさげ。こうも素直に、タイトル通りにテーマを掲げられて貫かれると爽快です。

Bookmark 2011/06/11

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まあ 100 円でも困らないってことですよね。