立花エンドとバッドエンド回収でコンプ。えー、これで終わりで良いの。
双子とか金髪とか銀髪とかの魅力的なキャラたちは何もないのかと思ったけど 4800 円のミドルプライス未満だったんですねこれ。お値段的にこの程度のボリュームになるのは仕方ない。それに次作も一応あるらしいし、今回はいわゆる導入部なのだからむしろ「引き」があるのは必然。
ということを考慮しても、もうちょっとある程度の満足感というのか区切りは欲しいところです。もっとこう、いちゃらぶちゅっちゅ世界を想定していたもので、いいところで無理矢理終わったような感じがして何とも勿体ない。
全般的に、プラトニックというのかなんなのか百合っぽい言われたらそうなんだけど、恐らくおとボクの方がよっぽど百合っぽい (※何かが間違ってる) と思うぐらいの薄さです。ウケを狙ったあざとい百合では無く、過程を重視していることはよく伺えるのですが、過程が丁寧だからこそ結果も見たいというもので。
(全体の) プロローグ的なところだけで面白いかどうか、といっても判断のしようがないといったところか。とりあえず次を読んでみたいとは思うのだけど。
ミステリーについては、前提知識ありきの謎解き過ぎるのでもう少しヒントかポインタになるものを示して欲しいところ。少々これはハードル高いです。
あと一応全年齢ということで誰も死んだりはしませんが、何か出てくるネタが妙に黒いというのか、「百合系女子校で起こるミステリーな事件♡」みたいな可愛らしい感じが全くしないんですが……いや、イノグレらしいっちゃらしいのだけど。勝手な思い込みもあったのかもしれませんが、この辺はちょっと注意か。
- よかったところ
- 百合「っぽい」世界観、サブキャラは魅力的です
- わるかったところ
- まだ判断のしようがないところ
雰囲気ゲーと言ってしまえばそれまでですが、決して悪くは無いだけに続いて欲しいところです。
あと名塚佳織の繊細で死にそうな声 (褒め言葉) がゲームで聞けるのは良いと思います。