Category Archives: 2011年のプレー作品

WHITE ALBUM2 -closing chapter-

雪菜エンド……かな、一応。

予想外なほどに長く続いてくれて、途中日和ってみたらいかにも中途エンドみたいなノーマルエンドっぽいのにも一度流れちゃいましたが、ちゃんと最後まで進めて清算したエンドへ。

これを雪菜ルートと呼んで良いのかはわからないけど、とにかく雪菜が天使過ぎるのでちょっと違う気はします。本当に何でこんな良い子が、という典型というのか。

WHITE ALBUM2 -closing chapter-

いかにもキャラを選ぶような選択肢にちょっと辟易しつつも流されて、でも雪菜には誠実にいたいと思いつつプレーしたら雪菜ルートっぽい流れかなと。

期待通りに面倒臭い女っぷりを全力で出していて可愛いのだけど、多分こういうキャラは人気的にはあまり……なんだろうなと。

WHITE ALBUM2 -closing chapter-

多分まだまだ序盤、選択肢がぽつぽつ出てくるけどどう影響するのかわからないので怖々とという感じですね。よくある、最後に選んだ選択肢が一番効果を発揮するような単純分岐では無いと思いますが。

あと一応、再開前に特典ノベルを先に読みました。こういうのは最後に読もうと思って後回しにしてましたが、よく見ると cc 前に読むのがそれなりにお奨めらしいという記載もありますし。

で、確かに読んでみると今までよく分からなかった細かい点はもちろん、雪菜の言動と関係の微妙さの印象が全く違います。読む前に雪菜登場までは進んでいただけに尚更。

なのでやはり先に読む方がお奨めに一票入れておきます。

春季限定ポコ・ア・ポコ!

夏海エンドでコンプ。

最後にタイトル画面に戻った時の読了感、これがハニカム文庫シリーズの魅力なのだと思います。

お手頃なミドルプライスのお手軽なボリュームでお気軽に物語を楽しめるハニカム文庫の新作、今回は音楽、青春、成長といったあたりをテーマにしたものになります。つまり音楽活動を通じた成長物語を青春ものっぽく描くと。

とりあえずエロをやってさえいれば許される低価格ものと違い、それなりのシナリオが求められるけど尺はフルプライス作品ほど取れないこの価格帯に作品に必要なのはただひたすら取捨選択です。何を取り何を削るか、その匙加減一つでテーマが際立つこともあれば霞むことさえ有るだけに技量とセンスが如実に表れるポイント。

音楽ものだけど演奏シーンなんて最小限、恋愛的なイベントさえも最小限、じゃあ何があるんだというと音楽に対する向き合い方とそれを通じた各々の過去との決別とこれからの歩み方、とやっぱり主体は青春ものっぽくキャラクタの成長に置かれています。

藍シナリオはちょっと絞りすぎたというかもう少し何か補足的なイベントが欲しいと感じましたが、より深く関わる桜と夏海シナリオについては程よい感じに纏まってると思います。

とはいえ、過去との決別とか言いつつ過去の描写が最小限だったりするし、やっぱり補足としてもう少し描写が欲しいと思うこともあるし、設定的にも詰めが甘い (音楽に力を入れているから音楽学校かと思ったけど普通の学園……?) のかただの説明省略し過ぎなのか、とちょっと気になるところはやはりあります。

だけどそんな細かい部分はさておいて、青臭い話だったのに妙に心地良い気分にしてくれる読了感が楽しめたのでそれでもう十分です。

駄妹の中の人はユースティアのラヴィだったとはすぐに気付けませんでした。ラヴィの時は良くも悪くも特徴が無い印象でしたが、駄妹になると演技に躍動感が出ていて良いです。こんなに上手い人だったとは。

  • よかったところ
    • いつもの爽やか読了感と駄妹
  • わるかったところ
    • アイキャッチの度に既読スキップが止まるのは何でだろ

特に一歩抜きん出た傑作だとか名作だとかではありませんが、程よい時間で程よく楽しめる良作です。ちょっと今回は今までより短めに感じたのは事実ですけど。

ハニカム文庫はこの路線で続けて欲しいところです。

春季限定ポコ・ア・ポコ!

藍エンド、桜エンドまで。

今回は特に価格相応の駆け足感をやっぱり感じるかな。話の焦点を絞り、短編として仕上げているのは理解できるのですがやっぱりあとちょっと、欲しいと思ってしまうシーンや話の広がりがあります。

つまりそれだけキャラクタと世界観が魅力的なわけで、難しいところです。

春季限定ポコ・ア・ポコ!

とりあえず再開。テンポが良いと見るか、ミドルプライス故の駆け足展開とみるか、ちょっと難しい感じ。

春季限定ポコ・ア・ポコ!

まずはインストして 1 日目まで。

たったこれだけでも、会話のテンポの良さとか思わせぶりな台詞とかで面白さを手軽に感じられるのですからやっぱり上手いですねと。また手頃なボリュームだろうし週末に。

晴れときどきお天気雨

水希エンドでコンプ。案外というべきなのか、割と穏やかな展開だった気がします。修羅場とか嫉妬とかの成分が無いと途端に普通に見えてくる。

全体的に見て、やはり NYAON シナリオゲーですよねと。クセのある主人公とトゲのあるヒロイン、さらに今回はヘタレ主人公に噛ませ犬ヒロイン達の嫉妬修羅場三角四角関係が大幅に増量されて大変お得な感じです。この時点でかなりプラス方向に補正が入ります。

神様が赴任してくる世界観という、普通のようで普通でない、でも説明は基本適当な感じなので、見た目は極々普通の学園ものフォーマットを取っています。が、蓋を開けてみるとそこには思い込み勘違い嫉妬の炎が隠れているというのがまた素晴らしい。

しかもそんなのはどうせ 1 ルートだけだろうと思いきや主人公が優柔不断スキルを遺憾なく発揮してくれるお陰で共通ルートの時点でそれらがしっかり入ってきます。

構成として俗に言うフラグ蹴りタイプであるため、分岐点が後のキャラほど長く共通ルートが楽しめる、つまりそれだけ振り回され絡む余地があるということで気分的には殆どそこらの個別ルート 1 つ分じゃないのかってぐらいに楽しめました。

もちろん、いつもの NYAON 振りは健在で人により好き嫌いが大きく出るキャラクタ達となっているため、キャラクタが苦痛に感じた人は共通ルートで早々に心折れることになる危険も孕んでいます。何よりもまず主人公が……というのはいつも通りありますが、ヒロインも同じぐらいに色々問題ありますね。

雰囲気としては、やはりもしらばが近いです。が、一応は王道路線寄りを選んだもしらばに比べると本作は随分と趣味に走ったというか違う道を敢えて選んだというか。終わってみると爽やかに嫉妬ゲーですよねこれと言えてしまうぐらいその印象が強い。

刃物やら往復ビンタとかの暴力的な修羅場は皆無ですが、その分言葉で責める修羅場、抱いて当たり前の嫉妬を詰め込みましたという感じ。

とはいえ本当に嫉妬しか見るべきところが無いわけでも無く、近親姦に対する真っ当な倫理観を周囲含めて持っているなずなルート、何だかんだでメインヒロインの貫禄を護った香奈恵ルート、えらく可愛らしい話にオチた水希ルート、デレがひたすら可愛い絢音ルート、と珍しく全ルートを楽しめました。

  • よかったところ
    • 嫉妬する女の子は可愛いと思うのです
  • わるかったところ
    • テンポがやや悪め、主人公の性格は仕方ないとは言えもうちょっとお手柔らかに

くすくす絵に騙されて普通の萌えゲと思って買った人はご愁傷様としか言いようが無いですが、似たような展開しか無い普通の萌えゲに飽きているなら楽しめる一作です。NYAON シナリオゲー初心者には勧めにくいですが、どういう作風の人か理解して買うのであれば楽しめるはず。

晴れときどきお天気雨

水希ルート途中まで。

今までの他ルートでの話からだいたい、お話の予想はついてる……と思ったけど、予想通りというわけでも無さそうな感じかな。

晴れときどきお天気雨

香奈恵エンド。

この手のボケ役天然メインヒロインには、何故かシナリオにあまり期待しない方が……という不文律めいたものを感じてしまうんですが意外や意外、そんな下馬評を蹴散らすためにまたえらく力を入れて「狙って」来ましたねと。

いわゆる神様ものという括りから連想できるシナリオでは無いですが、そもそも神様とか意味的には薄い存在なんですよねこれ。もうちょっと世界観・背景の補足説明は欲しいところですが、安易な想像から外れてくれるところは良いかなと。