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いつか、届く、あの空に。

ブランド: Lump of Sugar
演出変更の他に CG 追加の修正パッチを当てて再プレイ。CG モードにできた穴の数が多い此芽ルートで。
長々と黒背景が続いていたシーンにイベント CG 入るだけでもやっぱり違いますね。ただでさえレトリックと諧謔に溢れた文体なのに、視点変更は多いわ割と重要なことをさらっと言ったりするわでやや取っ付きにくい、一回読んだだけでは掴みにくいところが魅力であり不評を買いやすいところですし。とはいえ数枚増えた程度でわかりやすくなるのか、と言うと果てしなく疑問ですが。
一部シーンのテキストについても少々修正が入っているようです。みどののイベント CG はオマケというかサービスサービスってやつですか。

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傘エンドでコンプ。
もうこれ上斜め上には行かないかと思ったのは完全に読み違えでした。十二支を模るかのような音合わせと言葉遊びで、和の雰囲気漂うある種の伝奇ものめいた印象を抱いていましたが違いました。和洋折衷を矛盾なく、そして都合良く織り込めた作品を伝奇だなんて安い言葉で呼べましょうか。それは伝奇ではなくファンタジーと呼ぶのが相応しい。
シナリオの傾向としては御子石大郁でしょうか。御子石氏が予想もしない明後日の方向へ投げるのに対して、朱門氏は内角高めのストレートを投げてくるという違いこそあれ。斜め上を行くように見えても、ちゃんと地に足は付けています。そこが言葉遊びの妙技というか、丸め込まれているというか。
この原画でこの企画を通した勇気、欠伸で涙が出そうな温い萌えゲでただ凡庸の海へ名を沈めるよりも、尖ったシナリオで何処かに引っ掻き傷を残す道を選んだ決断は讃えるに値します。意表を突くとしても、これを発売前に予想できた人がどれほどいるのやら。
お話しは決して難しいものではありませんが、朱門氏の好む言葉遊びやレトリック、隠喩を駆使した情景描写はえろげではあまり馴染みのないものです。ただ先へ先へと目だけが読み進み、会話文を拾っていく感覚に慣れてしまっていると内容が掴めなくなるのも必定かと。きちんと読めば、若しくは読み返せばわかる内容であっても、1 クリックという単位で吐き出されるテキストとそこに込められた情報量は僅かばかりのもの。このテンポの良し悪しが馴染むか否かもまた、人を選ぶ一要素となっています。
好みで言えば、此芽シナリオが一番好きでした。というか此芽は反則。
脇を固めるサブキャラも魅力的に動き回ってくれました。特に金髪ツインテール、愛々々 (めめめ) はサブにするには勿体ないぐらいに。かといって無駄にシナリオを付け足すことはただの蛇足でしかないことぐらい、よあけなとかその他諸々で痛感しているのですが。
ちなみに愛々々 (めめめ) だの (さん) だのといった不自然さ漂う名前や苗字には、きちんと言葉遊びや意味が込められています。それも捻りまくりではなく、割とシンプルに。
唯一の不満点を上げれば、もう少しこの魅力的なキャラ達のお話を、それも全てが終わった後のお話しとしても読んでみたかった、てなとこでしょうか。決して本編で消化不良だったなんて事はなく。ただもう少しだけ笑顔を見続けたいと思うのです。

よかったところ
事前の予想や印象を覆す展開が最大の魅力かと
わるかったところ
演出面にももう少し力を入れて貰えれば迫力もあったでしょうに

催眠効果抜群な萌えゲを期待せず、多少の斜め上展開を笑顔で受け入れられる心の余裕、そして言葉遊び好きであればきっと楽しめます。

いつか、届く、あの空に。

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此芽エンド。斜め上の高い高いところへ行ったふたみシナリオほどのインパクトはありません。残念。むしろこちらを一周目にした方が、と思ってもそれだと一周目のインパクトが薄れるからやっぱり駄目か。
後半に於けるふたみのスルーっぷりと言うか存在すら忘れかけられてるのは流石にどうかと。

いつか、届く、あの空に。

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此芽シナリオをだらだらと。流石に一周目を越える斜め上にはまだ行きませんね。

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二周目途中。ふたみ退場は実にあっさりとしたものでした。

いつか、届く、あの空に。

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二周目。分岐するのは後半戦からのようですね。

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ふたみエンド。一周目からメインヒロイン固定だけあって長かったです。
ここまで前半と後半で一変する、それこそときメモをやっていたかと思ったらいつの間にか中山美穂のトキメキハイスクールになっていたかのようなギャップを感じられる作品というのは少ないかと思います。
プリっちも (その見てくれとユーザの期待からは想像できない鬱展開で) 結構意表を突いてくれましたがあれは最後に持ち直しましたし。こちらは中盤に漂うおどろおどろしい空気、終盤の急展開、リアクションに迷うラスボスの正体ともう見所が山盛りです。
突っ込みたいところは色々ありますけど後にして、中盤から終盤にかけての謎解きとかは結構楽しめました。やはり日本人は日本人らしく、東洋の空気に浸りたいじゃないですか。西洋的色彩の濃い「新伝綺」よりも東洋文化を盛り込んだ「伝奇」の方がしっくりきます。

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セカンド OP を越えたあたりまで。
さて、本作の紹介ページを今一度振り返ってみましょうか。満天の星空を望めない不可思議な街を舞台に、萌木原ふみたけ原画の愛らしいキャラクタとさぞ眠そうな非日常を繰り返す安易な萌えゲです。見てくれだけは。
意表を突く展開というのは過去にも色々とありまたし、そもそも禄に情報収集してない私が言うことでもありませんが、あの導入部でこの展開を予想できる人ってどのぐらい居るのでしょうか。

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どの新作に手を付けるか、で迷って結局これになりました。シナリオライターが、隠れた名作「蜜柑」の朱門優ってのもありますが。諧謔に溢れた言葉と一風変わった世界観で綴られる物語は決して嫌いではありません。
多少、演出的な表現を多用しすぎている感もありますけどキャラもそれを取り巻く雰囲気も面白く感じられます。世界観は流石にどうなんだろうと突っ込みたくも思いますが、そこはきっと後々の伏線なのだと信じています。