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クロウカシス

ちょっと間が空いてしまったけど最後におまとめ。

イノグレお得意のミステリー、そして今回は基本の閉鎖空間イコール館もの、もはや悪ノリの域に達したものを感じさせる懐古主義なシステム、と発売前からシステムがネックになりそうな予感がひしひしとしていた作品でした。

そういう予感に限って的中してしまうもので、聞き込みパートや現場検証パートが実質、殆どフラグとして機能しておらず、自由行動時のアイテム探しとエンドを迎えたいキャラとの逢瀬の繰り返しという作業プレイで何とかなってしまいます。

下手に必須フラグをばらまくと、また難易度が高すぎるって話になるのでその対策と言えなくもないですが、それを言うなら最初からこのシステムを見直すべきだったかと。発想としては面白いと思うだけに、活用されないのは勿体ない。

お話の真相というか確認に近いところは、必要なフラグがあれば一周目からでもわかってしまうのでそのまま真犯人含めて推測可能、という温い作りもちょっと残念。古典的ではありますが、一周、二周、と重ねる毎に徐々に確信に近付いていく作りの方がより深く、長く楽しめると思うのですが。

エンドはどうやら、会った回数の多いキャラで決まるような雰囲気なので、明確に個別ルートと言えるものが無いに近いのもちょっと物足りない。さすがにトゥルーエンドは別ですが、サブキャラクラスは後日談部分ぐらいしか差がなかったような。

CG や音楽はいつも通り、充分すぎるほど良い仕事してるので以下略。ただ、CG は今回、構図的にも描写的にもかなり配慮した感が伺えるものです。全然えぐくないなんて……。

よかったところ
ちゃんとヒロインが生き残るところ、古臭い雰囲気
わるかったところ
折角のシステムも生かし切れないなら無意味ですよねー

一周か二周だけ自力で、あとはまったりと攻略見ながらクリアしてしまうのが恐らく正しいプレースタイルです。作業ゲーチックなところはやはり辛いので、広くは受けないだろうし勧めにくいというちょっと困った作品。

クロウカシス

攻略 wiki をヒントにもう一度再挑戦としてみたものの、やっぱり自力じゃ無理ですこれと早々に諦めて攻略チャートを頼って CG とエンディングをコンプ。これでルート達成度は 82% なので、約 2 割のルートは必須じゃないって事ですね。

今や絶滅危惧種と言って良い、自由度が非常に高い同級生タイプのマップ移動フラグ潰しゲーとでも言えばいいのでしょうかね。

攻略を頼るのは敗者、負けてどうこう言うのは結局負け惜しみでしかないわけですが。面倒臭さと同時に期待を持たせてくれた、聞き込みパートが実質殆ど意味を持たなかったのは何とも惜しい。このゲームデザインでフラグとしての役目を果たすとなるとさらに難易度を上げてしまうことになりますが、それでも 1 回だけ重要であとはスルー可能ってのはさすがにちょっと。

個別キャラのエンド分岐が、どうやら出会った回数という昔ながらの判定っぽいのもなあ……。せめてそこは選択肢か何かで欲しかった。

お話に関しては、正直別な人が黒幕だと思ってたのでちょっと意外でした。少々怪しいとは思ってましたがそこまで怪しいとは思っていなかったと。

クロウカシス

四周目まで。やっと新しいエンドを 2 つ見られました。

途中の選択肢や行動を変えてみて、それなりに新しい展開になったりはしましたがやっぱり手探りでトゥルーエンドは遠いですね。犯人とかお話のネタとかオチとかは、ほぼ見えてきているのですがそれら断片を繋げる線だけが見えない状態という。

クロウカシス

やっと再開。

二周目は一周目と同じエンド 2 の詩音エンド。選択肢はあまり換えてなかったので仕方ない。

三周目、初日の選択肢から大きな影響が出る事にようやく気付いたので積極的に変える方向にしてようやく新展開に。フラグが立つと、皆さん饒舌になってくれるようでちょろっと色々気になる事を言ってくれたりするっぽいです。

あとやっと、主人公が絡む H シーン登場。でもイノグレの伝統的には相手の死亡フラグだったりするのでどうなるんだか、て感じですが。

クロウカシス

二周目途中。既読スキップが使えないと、聞き込みパートがかなり辛いものが。いや今更、新しい情報が出るとは思ってませんけども気分的に全部飛ばすのはちょっと怖い。

クロウカシス

二周目。ちなみに一周目のラストをミスってみてもエンドに変化は無しでした。

修正ファイルを適用したからか、一日目から既読スキップが使えないのが痛い。

クロウカシス

まずは一周目終わり。自分なりに頑張ってみて、真相の一欠片ぐらいは触れられたんじゃね? と思うところまで近づけたものの、無理矢理事件を終わらせられて謎も動機も放置というよくあるエンドに。

そもそも、ノーヒントでフラグ立てを要求される直感ゲー仕様でいきなり犯人を当てるなんて無理ですよねー。わかっちゃいましたけど。

しかし少なくとも怪しい人物とか注目すべき人物はだいたい分かったので次はもう少し頑張れる気がします。

クロウカシス 体験版

本編未収録の部分を含む Web 配布の体験版。

あじ秋刀魚が殻ノ少女に続けての起用ですが、やっぱり数段上手くなってます。場慣れしたような安定感があります。微妙に拙い、下手以上上手未満な時期はすぐ過ぎてしまうと思ってましたけど案外早かったですね。

システムの紹介通り基本はよくある ADV スタイル、自由行動になるとマップ移動とコマンド選択式の会話や画面クリック式の探索ができるという涙が出そうなぐらい懐かしい雰囲気の推理ものです。

あの猟奇の檻 第二章でさえリニューアル版の真では「誰が何処にいるか」がマップ上でわかったというのに、こちらは一切ヒント無し。そして勿論、時間制限があるので総当たりは不可能。

自由行動時の会話についても時間制限有りなので、こちらもコマンド総当たりがほぼ不可能。当然、この会話により新たなコマンドが増えたり、今まで行けなかった場所へ移動するためのフラグになったり、誰が今何処にいるかのヒントになったりするのでポイントを押さえて情報収集する必要性が嫌でも出てきます。

ただ、同じコマンドを選んでもまた同じテキストを繰り返す、いわゆる「何度も同じコトを言う」作りまで大昔を踏襲してるのは手抜きに感じます。せめて「それはさっきお話しましたよね」な返しぐらいする 98 時代後期仕様にしろと。

探索はこれまた懐かしい画面クリック式。ただしそれほどクリックできる箇所は多くなく、お遊びテキストを含むテキストのパターンも 1 つ 2 つといったところです。こうしてみると改めて、同級生シリーズや YU-NO がどれだけお遊びテキストに労力割いてたんだって気がしてきます。

この探索で見つけたものや情報について、会話時に聞くことができることもあるのである程度真面目にやらないとフラグのフの字も立たないという結果になるようです。

この体験版中、詩音の部屋にまで辿り着けてやっと合格ラインとかだったら割と泣けてくる難易度だと思うんですが……容赦ないというかチャレンジャーですね。

事件発生時の現場検証やら聞き込みは時間制限無しにすることでバランス取ってるのかもしれませんけど、まさかそれだけで必須フラグ全回収なんて甘いことはないでしょう。むしろそんなことをされたら自由行動時の意味が全く無くなります。

原画もやや写実的になり、良い感じに雰囲気作りしてくれてるので雰囲気ゲーとしては十分期待できるはず。あとは閉鎖空間もののお約束を入れた推理ものとして何処まで頑張れるか、ですかね。