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グリザイアの果実

由美子エンド、チルチルエンドでコンプ。

由美子シナリオはあまり無茶をせず、適度にいちゃいちゃっとした感じですね。比較するものでも無いけど、割と軽めか。

みちるは他ルートでの扱いが始終、残念な子扱いの上にどういうネタで来るのかなかなか読めなかったので可愛さのギャップが困る。定番ネタを使っていても、主人公らしい解決の仕方でやはり面白くなるものです。この主人公の一種、冷たくも受け取れる言動はほぼ一貫してるので、そこがまた痛快と言いますか。

事前情報や体験版でネガティブな要素があることを隠すこと無く匂わせているだけあって、面白いほどに問題ヒロインばかりです。問題なんて通り越した”異常”を抱えたヒロインが普通に複数いるとかどんな世紀末だってわけでも無いでしょうが、隔離のための檻という世界観で主人公とヒロイン以外をばっさり切り捨てたのは上手い。主人公自身の異常だけでなく、普通の枠に捕らわれないネタを自由に使えるわけですから。

お話としてはやはり天音が一番深く、重かったのかなと。きちんと、手抜きすること無く描ききったのでしょうし。読後に残るものが一番好きでした。

マキナも何気に重い上に、エンドにも恵まれた感じで実に美味しいキャラです。ある意味で特別扱いのようにも感じます。

幸と由美子、チルチルはある意味、清涼剤というか息抜きのような優しさが垣間見えるかなと。由美子シナリオはもうちょい伏線的なネタ振り要素が欲しかったとこですね。

共通ルートはかなり長く、またシーン毎に区切るという構成なのでなかなか話の進行を感じられず、面白いのに長くて困りました。若干の差異はあるものの個別ルートも相応に長いため、全体的なボリュームはかなり大きめです。というより、気分的には 2 本分崩したようなものが。

  • よかったところ
    • 昨今じゃ珍しい、重い系のシナリオゲーというコンセプトは挑戦的です
  • わるかったところ
    • 面白かっただけに、ささいな日付誤りやボイスのエフェクト有無といった部分が残念ですね

10 周年記念作ということで力を入れてくるとは思いましたが、予想以上に金と手間を掛けてますね。しかもこういうのはコンセプトの時点でなかなか出しにくい企画だろうに、中途半端に手を抜くどころか容赦なくやってますし。

いわゆる雰囲気ゲー的な意味で、あれこれ設定や過去を匂わせてはいるけど深く言及しない……といった演出を伏線放置の類とは思わないというかむしろ伏線でさえ無いと思うので、特に不完全燃焼的な気になるものも無しですね。

キャラゲーでも無いし、ファンディスクの類は基本なくてもいいかなと思いますが一姫がもう少し見られるのならちょっと嬉しい事も無いです。

グリザイアの果実

みちるルートにするか悩みましたが当初予定通りに由美子ルート途中まで。デレると可愛いのはお約束ですね。

グリザイアの果実

幸エンド。

一番、”異常”がわかりやすいキャラということでちょっと覚悟していたのですが、意外な程に優しい感じに。もちろん天音やマキナと同じく、重かったりもするのですがやけに暖かみがあるというか適度に加減されたような雰囲気があります。

この位のレベルなら他作でも一つ二つ混じっているようなもの。しかしその解決の仕方、解釈はやっぱりグリカジだなと。こういう無茶や無理ができてしまえる設定というのをちゃんと活かしているという意味では上手い。

ただそれだけに、指定抜けミスによるボイス無し台詞が 10 箇所程あったり、ボイスのエフェクトが統一されていなかったり、挿入されるテキスト自体の誤りもあったりとやけにミスが目立ったのが残念です。

何故か、由美子のデレが物凄いのは引っかかりますが恐らくはご愛敬というやつか。

グリザイアの果実

マキナエンド。やっぱりこう来たかあ……。

この、黒とも白とも言えない絶妙な色合いと読了感はやっぱり良いですね。内容が全体的にアレなだけに、天音エンドのような感じで纏めるのかと思ってましたがちゃんとこういうのも用意してくれていると。

グリザイアの果実

マキナルートで 2 周目途中。天音の言葉の端々に、色々と深読みしたくなるものがあるわけですがそれはともかく。

日常シーンのこのお馬鹿トークは、後半にあるだろう重々しい展開を思うとやっぱり必要だったんですねと。

グリザイアの果実

天音エンド。

期待通りというのか予想通りというのか、良い感じに重い展開を見せてくれました。こうなると期待するのがその閉め方。

物語というのは、どう最後に折り畳み幕を下ろすかが圧巻と呼べる部分じゃないのかと思うわけで、乱雑に畳むのか、正攻法で無難に畳むのか、丁寧に畳むのか、それによって余韻も変わるだけに一番気になるところです。

最後を描くために、ちゃんと十分な尺を取ってくれたことに対して一言、ありがとう――と。

グリザイアの果実

7/8 まで。選択肢は 3 つほど出てきたけど、まだまだ共通ルート。テキストは面白いけど、はっきりと進捗や進行を感じられないのは結構辛いものが。

それでも、体験版の時には気付かなかった言葉の端々から伏線っぽい言動が色々出てきて楽しみにはなるのですが。

グリザイアの果実

6 月あたり、共通ルート途中。体験版で出てきたものもまだ残ってるので結構長めか。

体験版の通りショートイベントを積み重ねていくもので、今のところ選択肢の類は一切無く一直線。区切りとして日時のアイキャッチを挟むのは演出的な意味でも有りだとは思うけど結構珍しいような。

グリザイアの果実 体験版

一通り終わり。メインルートの抜粋はネタバレっぽいので読むか迷ったけど結局読むことに。

通常の体験版とは異なり、導入部、ショートイベントを各キャラ 3 つずつ、オマケ的に H シーンの途中まで 1 つ、そしてメインルートの (やや長めの) 抜粋といったように、断片をプレーできるという構成のもの。

断片ですから、導入部からショートイベントの間の出来事なんて当然抜けているので説明も無し。なのでどういう経緯で残念なキャラになってしまっているのかといったところはわかりませんが、むしろそこが上手く期待を煽る感じで楽しめます。といってもキャラ紹介でも書かれているような内容ですから序盤の序盤にさっさと出るような内容なのでしょうけど。

日常シーンに該当すると思われるショートイベントについては、ギャグっぽいのが中心でやけに暗そう、重そうといった先入観を綺麗に裏切ってくれます。このイベント数からして、本編はマップ画面とかでキャラ選択するオーソドックスなタイプかな。

メインルートの抜粋では、やはり元々のイメージ通りな一面もしっかりとあることをちゃんと思い出させてくれるので、個別ルートにも期待が持てます。前半明るくて、中盤以降が暗くて重い、ってだけの作品には多分ならない、と思いたい。

明るい部分と暗い部分の両方とも、魅力を感じますので余裕で特典買いしますかね、といったところ。