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偽物語 (下)

先週末には読了してたのですが。

やっぱり阿良々木さんの変態ぶりは巻を追う毎にレベルアップしてるなあと。そしてこういうノリこそ、ラノベとして丁度良い具合ってやつだよねと思うわけです。木を見て森を語るってわけじゃないですが、ごくごく一部の間接的に露骨な描写を売りにするのはやっぱりラノベとしては好きになれそうにない。

そして今回もまた、全体の 2/3 程読み進んでからやっとお話が動き始めたような……。前半の大半は掛け合いというか漫才、そして八九寺が幾ら何でも愛されすぎてるような。撫子の扱いに比べると何かもう何ていうのか。

残りページ数と傷物語の展開から、まあそういうオチだろうなと感じたあたりに順当に落とし込んでいたのはまあ良いとして。内容的には一冊丸ごと使う長編よりも、短編か中編あたりの長さで丁度良かったようにも思います。

傷物語

読了。上手い具合にこれまでの伏線がきちんと繋がっていて出版順と時系列が逆転してるとは思えないというのは言い過ぎにしても、やっぱり詰められるところまで詰めていたんだというのは素直に感じました。

しかし巻を追う毎に、あららぎさんの言動の変態度がどんどん増していってるような……。

偽物語 (上)

意外と早く読了。聞いた覚えのない単語が出てきて、でもこの人って普通にそういう伏線の張り方しそうだよなあと読み進めていたものの、もしかして読む順番を間違えたかと思っていたら不安的中。傷物語の方が先だったんですね。6 話とあるから普通に気にしてませんでした。まあそれ以前に買い忘れてしまってたのですが。

化物語同様、いやそれ以上に掛け合いがのりに乗っているので長編と呼ぶべきか中編と呼ぶべきか迷うところです。本物とは異なる偽物という言葉繋がりで終始引っ張ってしまうのはやはりこういう言葉遊びが好きなんでしょうかね。私も大好きですが。

この文庫の特徴なのかもしれませんが相も変わらずビジュアル的な情報、要するにイラストや挿絵の類は表紙と口絵のみという乏しさは割り切っていて良いなあと。ラノベをラノベたらしめる要素の一つだろうに、これで人気があるってのはそれだけ本文に期待して良いんだよね、とか思うわけですし。

化物語 (下)

ようやく読了。数えるまでもなくラストの「つばさキャット」が一番ページ数が多いのって、内容がそれだけ盛り沢山なんじゃなくて掛け合いという名の漫才が多いってだけなんじゃあ。

何気ない掛け合いが、実は後々への伏線になっている――ただし掛け合いのネタとして、という時間差活用まで仕掛けるあたり、本当に楽しくて、また本当に楽しんで書いてるんだというのが伝わってきます。そんな一面というか殆どの面がそれ何じゃないかという感じなので、この上下巻だけで本来、どういう作風の人かを断じるのはやっちゃいけないというかむしろできないような。手慣れた言葉遊びのセンスやはったり設定のくだりなんかは恐らく持ち味っぽくて、普段から使ってそうですが。

シャフトが一生懸命作ってる最中らしい、つばさキャット後編部分はまあ何というのか。別に、予想できない話でもないのに、ここにきてまさかそんな今更感有り余るネタで来るかという感じで上手くやられたなあと。今更そんな普通なネタで来るなんてかえって読めなかった、と。

自分はアニメの方から入ったというありがちなそれですが、ちょっとした行動の意味とかが気になるなら原作読んだ方が良いようで。原作にほぼ忠実なテキストを使用した独白が多めとはいえ、やはりカットされたり別の演出になったりしてるので、テキストで全て読むとまた違った発見と味わいがあります。

あと今頃、口絵部分に「本文使用書体」ってあることに気付きました。アニメの方のアレはこれが元ネタだったんだ……。

化物語 (上)

長い時間をかけてようやく読了。こうしてアニメ見終わった後に読んでみると、シャフトはよく頑張ったものだと思います。あまりに掛け合いが主体過ぎて、そのまんまやっても単に会話してるだけの紙芝居になりますし。

アニメは独白含めて本当に原作準拠となってますが、まよいマイマイ、するがモンキーは (重要そうなところ含めて) 割と削っているところが多く感じたのでこの辺は読んでおいて正解とかそんな感じが。