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恋愛0キロメートル

ざっとまとめ。

前作のアチ恋は巷で聞くほど面白いとも思えなかったし、ギャグもちょっと……って感じだったので笑えると聞いてもあまり期待はしてませんでした。事前に小耳に挟んだ顔芸も正直、絵で笑わすんじゃなくて会話の掛け合いで笑わすのが本来のギャグでしょうに、と良い感想は抱けませんでしたし。

が、恋 0 はやり始めると不思議と面白い。主人公がツッコミに回るギャグそのものはそれほど面白いという程でも無いのに、ボケるキャラ達とのテンポの良い掛け合い、またそこから作られる雰囲気が面白い。雰囲気に飲まれて、姉妹を学園に在籍させる都合上 4 年制にするのはどうなんだろとかすぐ気にならなくなりました。

もちろん合う合わないはありますが、男キャラのボイスが気にならなくなる程度に楽しめてればほぼ全編楽しめる程に、このノリは一貫しています。

個別の話自体は特段に面白いと言うほどではありませんが、ただのやっつけシナリオという程手抜きでも無く、「ちょっぴりシリアス」のちょっぴりさと終始一貫して挟まれるギャグのノリが絶妙に噛み合って、話もギャグも楽しめるところに落ち着いたのだと思います。

特に咲耶シナリオはこのバランスが非常に良く、テンプレツンデレヒロインキャラにあるまじき面白さでした。

あと単純な好みとして、姉妹間の確執というか付けるべきケジメのシーンとか、軽いものではあるのだけどそういうのを咲耶以外のシナリオでも扱ってるところは好印象。

個別ルートは長く見ても 4 時間と最近の作品にしてはやや短めと思われるボリュームですが、先述のノリとテンポの良さを勘案するとこれで丁度良いと言うべきです。ぐだぐだしない内にさっさとまとめて切り上げる取捨選択ができるのは良いことです。

  • よかったところ
    • 全体として面白い雰囲気がよく出ています
  • わるかったところ
    • 乃来亜ルートはもうちょっとギャグ成分が欲しかったかなと

よくある家族ネタ作品みたいなテイストも無くは無いですが、そこまで真面目に取り扱ってたりはしないのでやはり普通にギャグゲーと見て良いかと。肌に合うギャグであれば終始楽しめます。

どうでもいいですが、実咲と咲耶って双子と言われても双子という気がしないキャラデザになってますね。

恋愛0キロメートル

華エンドとノキエンドでコンプ。

華は微妙な終わり方ですが、キャラゲーだしこれはこれで。もうちょっとハーレム的な方向に舵を切っても良かっただろうにとは思いますが。

お馬鹿キャラ担当は安定のピンク、だけどシナリオはちょっぴりシリアス気味……はもはや様式美。他ルートに比べると、ちょっとお話が堅くなりすぎたのかギャグが弱いというのか、これまでにあった楽しさが薄れた感じがします。

恋愛0キロメートル

咲耶エンド。これまでのに比べて、一番面白く纏まってますね。

ちょっとメタなネタが多いけどギャグを終始織り交ぜて、お話と両立させてるという点では上手い。残りのピンクにも期待できるのか、咲耶だけ優遇された結果なのか、どっちだろう。

恋愛0キロメートル

実咲エンド。

特に何も大したネタは無いと思ってたので、一応用意していたのには驚きました。そんなに引っ張るほどのネタじゃ無いですし、無くても普通に楽しめるのでやはりこれはキャラゲーなのでしょうね。

恋愛0キロメートル

マヨ姉エンド。

前作から、あまり期待せずに始めたのに予想外に面白いのがちょっと悔しいです。ギャグとしては特に笑えるほどでもないはずなのに、このノリが上手く作用して全体的な雰囲気が面白く見えます。ノリとしてはラブラブルにあったみたいなボケツッコミ系だけど、それをヒロイン含めた全員でやっているからこその効果なんですかね。

個別ルートについても特に大げさな話も捻りもありませんが、キャラゲー的には問題なしという感じ。ちゃんと有耶無耶にせず、双子がシナリオに絡んできているのは大好きです。作風的に修羅場には程遠いのが勿体ないですが軽いノリが魅力でもあるのでこれは仕方ないところ。