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“文学少女”と夢現の旋律

そういえばコミケで CD 買っていたのにすっかり忘れていた。というより、eufonius 目当てで買ってから文学少女を知ったという経緯だったような。

例によってまた未開封のまま積んでいたわけですが、一応の言い訳としてはこういう類はちゃんと原作を読んでから聞く方が味わい深いと水溜まりよりも深い熟慮があったんです。

一通り聞いたところ、やや贔屓目になってる分を差し引いてもイメージ通り、一般販売されてないのは勿体ない。トラックタイトルだけでネタバレって事は無いですが、ちゃんと原作を一読しておく方がよさげなのは予想通り。

OVA “文学少女” 今日のおやつ ~はつ恋~

傷心に付いていた DVD をようやく視聴。

やっぱりこうなっちゃうのかなあ……元から雰囲気をそのまま出せるとは思ってませんけども。本を読み、語るところはもうちょっと何とかならんか、と。

声に関してはどうなんでしょうね。食事をしているときの遠子先輩はそれっぽいのだけど、真面目なときの緊張感が出せるんだろうか。そういう意味で遠子先輩はかなり難しいと思うのだけれども。

心葉は普通に男性声優を充てるところがそのまま過ぎて面白くないなあと。女性声優を充てても面白そうなのに。

あとついでに、劇場版の予告も収録されてたので見てみました。えーっと、確かななせは笑うと可愛いちょっときつめの美人って設定だった気がするし、自分のイメージもありがちなツンデレ美少女って感じなのですが、こちらのキャラデザは目が合ったら喧嘩売ってきそうな怖いお姉さんになってませんか。

“文学少女”見習いの、傷心

読了。

菜乃の立ち位置って何処かで既視感が……と思ってたらそうだ、竹田さんだったか。当の竹田さんはすっかり別方向のキャラになってしまってただけに、空席にぴたりと嵌ってしまったと。

ななせにも出番と呼べる出番が回ってきてようやく、ちょっとすっきりしたように思います。相変わらず酷い扱いですけど。美羽はすっかりギャグキャラになってしまってお労しい。ありそうで無かった気がする、正面からの全身立ち絵がやっと見れたというのに。

文学少女本編を別視点で後追いするかのようなこの雰囲気はやっぱり意図的なものなんですかね。

そして恒例の引き。最後の最後で良い趣味してて待ち遠しい。

“文学少女”見習いの、初戀

読了。

短編以上、長編未満な中編って感じですかね。1 年と経ってないはずなのに心葉が成長しすぎてはいませんか、という気が。菜乃の視点で進むというのは少女小説っぽいなあと思ってしまいますが短編集で慣らされてしまったのか、この空気に馴染んでしまったのか特に抵抗感無しでした。

どちらかと言えば失恋するお話の方が (希少性の点で) 好きではあるんですけど、さすがにこれは非生産的というか不毛というか、また変わったところを狙うものだと思います。文学少女の見習いってところが主題なのかな。

そして琴吹さんは相変わらず空気な扱いですね。

“文学少女”と恋する挿話集 2

読了。

表紙もななせということでやっとななせのお話が、と期待したのですが森ちゃん達のお話がどちらかというとメインに近いような。いやそれに沿う形でちゃんと、ななせのお話もあるにはあるのですが。

本編のサイドエピソード的な視点で、喩え僅かな間でもななせには幸せな時間はないのか……とあまりの待遇にちょっと萎えましたが一応、書き下ろしで救済はされてるのかな。

“文学少女”と恋する挿話集 1

読了。

タイトル通り、本編とはコンセプトが違うからか恋愛的な描写が物凄くストレートに出ているような。別人とまでは言いませんが、本編でももう少しこういう機微が出ていても良かったような……いやそれはそれで、遠子先輩との距離感があからさますぎて面白くないか。

あと一応、美羽のアフターなお話も収録。正直、サブキャラ同士の恋愛話って誰得だよと思う方なので、やめてくれ読みたくない勘弁して下さいな思いも多少ありました。が、このぐらいの距離感ならギリギリ許せる、というか許す許さないの話じゃないだろってものですが、キャラを壊さず、近付きすぎず離れすぎずの距離感を描いていると思えばこれも上手いのかなと。忌避感は意外にありませんでしたし。

“文学少女”と恋する挿話集 1

おやつの二つ目前まで。

本編を読み終えたからなのか、本編よりも前の話だからか、こちらの方が感情表現や描写が凄く素直に、ストレートになってるような気がします。

“文学少女”と神に臨む作家 下

読了。

何だろう、このまんまと釣られてしまった感は。騙されたって訳ではないのだけど、意外な方向に進んでしまうとこう感じてしまうのか。あ、ラスト数ページのあれは一種のギャグってことで全然良いのですけども。

以下、ネタバレになるので一応分割。
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“文学少女”と神に臨む作家 下

四章まで。

こういうネタも書ける人なんだ、と思うのは今更か。巷の評判はどうなのかよく知りませんが、良く言われている可能性は低そうな美羽はあれでも充分に抑えてたんですね。あんなのはまだまだ可愛いもの。

文学少女に出てくる女性って基本的に怖い人な気がする……だからこそななせが普通に見えすぎるんでしょうけど。

遠子先輩との距離感は最初っから狙ってたのかな。こういう方向に進むのはちょっと意外。そしてどういうオチを付けるのかもちょっと読みにくい。

“文学少女”と神に臨む作家 上

読了。

ありゃ、予想ではファンタジーな方向に行くと思ったのにドロドロ方面に向かうのかこれは。本を食べちゃうぐらいに好きだってところはやっぱり突っ込んだら負けというやつなんだろう。

ちまちまと情報を小出しにしたりいかにも意味ありげなことを言い残して誘導したりっていう展開はどうも好きじゃないです。不快を感じるというのはそれだけ上手く描かれていると言えなくもないのでしょうけど。

ようやく報われたと思った、ななせは無茶苦茶酷い扱いをされてるというか、むしろ今まで普通にいい目を見た事って無いんじゃあ。アレとかソレといった代名詞が付く文学少女のキャラの中で、唯一の良心、唯一普通なキャラなのにその普通さ故に他の強烈な個性達に負けまくってるというのは何と不憫な。