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月に寄りそう乙女の作法(8)

湊エンド、イオン兄様エンドでコンプ。

湊は共通とか他のルートで見ると良い子のはずなのに、個別ルートになると言動が変わるというか色々物足りないものが。

お話としてこういう方向性自体は否定しないけど、いちいち展開が唐突でギャグとしても微妙なサブキャラのオマケルートという感じがします。決して悪い子では無いのだけど。

全体を通して。

正直なところ、蜜柑も女装主人公ものか……というぐらいで全く注目も期待もしてませんでした。やり始めて序盤の予想外の重い雰囲気には面食らったものの、どうせこの妹が一番人気になって FD 出せコールに落ち着く何処かで見た気がするパターンだろうなあ、ぐらいのもので。

それだけに、お優しいルナ様のお話は楽しめました。そして今までの女装主人公ものに足りなかったのはこれだったのか、とも。途中、女装主人公ものだったということを忘れてしまうほどに、お優しいルナ様と献身的な朝日のそれは主従関係の地に咲く百合の花。側面として描かれることは確かにありましたが、本作ほどこの部分に力を入れて描いたのは思い浮かびません。

そして何よりルナ様のド S っぷりが素晴らしい。まさか蜜柑でそこまでするとは夢にも思わず。蜜柑を誤解してました。

ルナ様のルートと同じ人が書いたように見えるユルシュールの方は、主従ではなくストレートに恋人関係の上で立ち向かうもので良い対比になっていると思います。それにシナリオの最終目的が明確だと素直に楽しめるというもの。

瑞穂については定番キャラだけに、もう少し面白くなると思ったのですがいまいち不自然さが際立ったというのか、盛り上がりが少ないような。

共通ルートはどちらかというとギャグっぽいノリとオチの日常イベントで、これはこれでまた別の人が書いてる気がします。何となくですが。

女装もののお約束、風呂とかプールとかはあるものの、あまり真面目にやる気がないのか割とあっさり乗り切ってしまうのでそういうところを重視するならやはり女装ものというには微妙なんでしょう。もうその辺はスルーです。

CG について。鈴平担当のお優しいルナ様、ユルシュールのルートでは当然、朝日の顔や身体を構図に入れて書かれていますが、御大担当キャラの方だと不自然にカットしたり完全に描かないようにしたりと、事情は察するものの百合っぽさを求める向きには酷い仕打ちです。せっかく朝日をメイド服に着替えさせたりとかシナリオの人が頑張っても、御大と鈴平の合作という形でイベント CG を描けないのでは何の意味も無い。

というよりここまで違うと不自然さが目立ってしまいます。手間を考えると仕方ないとはいえ。

不自然と言えばもう一つ。今時の女装主人公ものにしては珍しく本作はボイス無しです。まさか今時こんな仕様が許されるなんて。朝日が可愛いだけにこれは本当に勿体ない。まさか蜜柑に限ってコストの心配では無いでしょうし、色々検討してのものだとは思うのですがやっぱりメインヒロインである朝日にはボイスが欲しいところ。

  • よかったところ
    • お優しいルナ様
  • わるかったところ
    • 残り二人がサブキャラ同然、あと朝日にボイス無し

期待していなかった作品が予想外に面白いと過大に評価してしまうものもあるかと思いますが、旧来の女装主人公ものに無かったものに気付かせてくれたのもまた事実です。朝日フルボイスの完全版が出たりしたら余裕で釣られてあげます。

月に寄りそう乙女の作法(7)

瑞穂エンドと緩しゅ~るエンド。

瑞穂ルートはイオン兄様がお優しい……じゃなてく誰だよこれというレベルで別人になってますね。こんな甘いキャラじゃ無いだろうに。

お話そのものは当初から容易に想像が付くもので、それ自体はお約束の踏襲ということで別に良いのです。が、周りのキャラクタの言動や話の流れがどうしても違和感に塗れている。文化祭の一件にしてももうちょっとこう、やりようがあるでしょうに。

あと気になるのが、H シーンの CG が悉く瑞穂の身体しか描かれないという、よくある主人公視点の構図であること。もちろん普通のえろげならそれでいいのでしょうが、本作は女装主人公ものです。そして女装主人公もののメインヒロインは言うまでも無く主人公自身。メインヒロインである主人公自身の身体を描かないなんてこれ程の手落ちがよいものなのか。

お優しいルナ様ルートではちゃんと朝日の身体が描かれていたから安心していたのですが、やはり担当キャラが違うからか合作という形にするのは面倒すぎるからなのか見事なまでに逃げましたね。

緩しゅ~る、こちらはどう見てもお優しいルナ様のシナリオ書いた人と同じ人が書いていますよね。単純なお話の面白さというだけでなく、イオン兄様の傲岸不遜に満ちた台詞回し、8 月以降の話の流れといい違和感が無い。瑞穂ルートでは確か見かけなかった「お優しいルナ様」という言い回しがちゃんと何度か使われてもいますし。

絵の方でも、やはり鈴平はちゃんと朝日を身体や顔含めて描いてくれてるので非常に良い感じです。

残る湊もあまり期待できないそうですし、ここまで見事な差ができてしまうのならお優しいルナ様と緩しゅ~るだけで良かったんじゃあって気さえしてきます。好きな作品だけに何とも惜しい。

月に寄りそう乙女の作法(6)

瑞穂ルート途中。

まだ夏も終わってないのにやけに流れが不自然というか違和感というか。お優しいルナ様ルートに惹かれすぎただけだと思いたいのですが。

月に寄りそう乙女の作法(5)

お優しいルナ様ルートの CG 回収してから 2 周目。

とりあえず瑞穂様に期待して東京案内終わったところまで。何故かここまでの時点で物凄く不安を感じますが大丈夫なんだろうか。

御大キャラが並ぶイベント CG で、あからさまに朝日をマミった状態に描くのはどうなんだろう……。

月に寄りそう乙女の作法(4)

お優しいルナ様エンド。

素晴らしいの一言。作品に求められているもの、需要というものを本当によく分かってらっしゃる。さすがお優しいルナ様。まさかここまでやるとは正直全く考えてなかったのでルナ様凄いです。途中、殆ど女装主人公ものだということを忘却しかけていましたが何と見事な。

羽根踏みのように、女装主人公ものというより主人とメイドものというのが近いのでは、と危惧してましたがそんなのは正に杞憂。本当にルナ様はお優しい。

お話。無駄に重そうな序盤を忘れるかのような本編だったのに、最後には忘れかけていた最初のネタをきちんと引っ張ってきて処理して綺麗に丸く収めて畳む、これ以上無いほどに基本型です。ただし下手にバランスなんて取ろうとせず、重いところは真面目に重く、軽いところはしっかり軽くテンポ良く。良い意味で両極端、この振り回された感じが逆に心地良いというのも味なんでしょう。

自分はどちらかというと話をどう繋げていくか、どう予想を裏切るか、という部分で好き嫌いが出る方です。

話を流していく上で何を取り何を捨てるか、そこにライターのセンスは現れます。主題を訴える上で何が本当に必要か、きちんと選び抜いたことを伺える取捨選択がなされていたのは印象的でした。装飾に過ぎない要素に過度に目を向けさせず、むしろこちらが本筋だと何と明快なことか。

えろげに限った話じゃありませんが、どうも何でも感でも (それこそヒロイン視点での独白とか) 書いて盛り込めば良い的な風潮に嫌悪感を抱いていたので、きちんと飾りは飾り、本題はこれだと言わんばかりの見せ方は良かったです。よくある作品だとあのシーンとか普通に流れに載せて描いてそうだよねー的な。

ちょっと、いやかなり蜜柑を侮っていたことについては大真面目に反省です。パンチラすら満足に描かないとか言ってごめんなさい、素晴らしかったです。朝日可愛い。俺唾もちゃんと崩します。

月に寄りそう乙女の作法(3)

11 月、お優しいルナ様ルート途中。

何これ素晴らしい。お優しいルナ様が可愛すぎて可愛すぎて。そういえばこれ女装ものなんだっけ? と完全に忘却してましたがもうこのまま百合ものでいいです。

月に寄りそう乙女の作法(2)

予想よりは面白いですが、これは女装ものとしてではなくて朝日可愛いという意味で面白いという感じがします。

女装ものに付きものなネタも扱うけどどちらかというギャグ的というか、おとボクみたいにファンタジーまで使って取り繕ったりせずオチを付けて有耶無耶に逃げてる感じが凄い。

画商やってるくせに男女の体格差に気付かない何処かの花乙女の人達に突っ込むのも野暮でしたが、服飾やってるのに気付かない釣り乙の人達に突っ込むのはもっと野暮なんでしょう。まあそこはファンタジーだし。

にしても、どうしてこんなにえろげっぽいイベント CG が無いのでしょう。肌は勿論、下着の露出さえ全力で逃げるような。逆にシナリオの方は普通……よりもお下品方向にえろげっぽいテキストなのに、CG がお上品すぎて凄くバランスが。

月に寄りそう乙女の作法(1)

入学前日まで。

よくよく考えてみたら、蜜柑ゲーをちゃんとプレーしたのってこれが初めてなんですよね。それ散るはやりましたけど、しゃっほーも俺唾も全力で積んでいます。なので正直なところ、蜜柑作品のシナリオの人とか名前しか知らないわけで。

ということで見事に釣られたというか、こういう作風だったんだ……という意外性に喜ぶべきか外見に釣られてしまっていた自分の浅はかさを恥じ入るべきか正に釣り乙と賞賛すべきか悩ましいところです。

面白いと言えば勿論面白い方だとは思うのですが、この絵でこのキャラクタかぁ……という違和感というか、冒頭とのギャップが激しすぎないかとか色々と。やっぱり評価の高い作品ってやつは一通りやらないとダメですね。