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ドラマ CD ユースティア聞き終わり

最終巻も聞き終えて全巻終了。やはり、ティアはここでも最後まで扱いがいまいちな……。

本編前にはこんなストーリーが! というようなものではなく、文字通り本編に至るまでの経緯を描写したって感じと言えば良いのか。話の殆どを本編側に投げるような作りだからこれ単体で楽しむのはちょっと難しい気はします。

とはいえ好きな作品ですし、本編の補強材料としては有りかなと。強く奨めるほどでは無いのですけども。

CD は聞きましょう

ということでドラマ CD 穢翼のユースティアを第五章まで。

エリス可愛い、という意味では楽しめましたけど前日譚的なお話としてはあまり無いシリーズですよねこれ。特定のキャラを中心にしつつ、周りのキャラも一緒に描いて全体としてプロローグ前みたいな扱いのせいでしょうけども。

穢翼のユースティア

オマケシナリオも終えてコンプ。

「いつもの 8 月」の力で、「いつもとはちょっと違う 8 月」を出してみた挑戦作な印象です。実験作と言えるほど冒険していないあたりが上手いのかな。

以下、何だかんだでネタバレになりそうなので注意。

まず何より、シナリオ構成からして旧来とは異なります。共通ルートから個別ルート、最後にメインヒロインのトゥルーエンドという 8 月黄金パターンを踏襲していません。それどころか、シュタゲや YU-NO に見られるようなサブヒロインの屍を越えていけ方式です。

なので本編の各章は個別シナリオそのものであり、添い遂げる意志があるかどうかを選択することで個別エンドか本編を進めるかがわかれます。何故敢えてこの構成を取ったのか、といえばやはり作品テーマをより強調するためなんでしょう。

実際、各章の積み重ねにはきちんと意味と伏線があったことに最終章で気付かされます。これは各シナリオが独立してしまう旧来の構成ではもちろん使えない (シュタゲや YU-NO のような特殊な設定が無い限り) 手です。まさか 8 月が黄金パターンを崩してまでシナリオに注力するとは。

当初こそ 8 月の個別ルートに付きまとうイメージ、つまりメインヒロインに華を添えるだけの脇役感がありましたが構成そのものが従来と違うことに気付くと、if の話として受け入れやすさのようなものがちょっと出てきました。だけど個別エンドになると、その裏でアレがあーなってるんですよね… 深く考えてはいけないのかもしれませんが。

今回はやけに気の強いヒロインが多い気がしますが、それぞれにちゃんとベクトルを変えて凛々しく、優しく、可愛らしく、芯の強いヒロイン達で好感が持てます。惜しいとすれば、各章をヒロイン個別シナリオとしてしまったためティアの活躍が皆無に近いところですね。

難しい匙加減ですが、ティアはその立場からもやはり全編ほどよく絡む必要があったように感じます。最終章はどちらかと言えば主人公自身のお話という色が強いですし。積み重ねという意味で、ティアにはもうちょっと頑張って貰いたかったところです。

システムやら BGM やらその他は「いつもの 8 月」なので問題なしと。そういえば恐らくえろげ初と思われるジェスチャ機能が搭載されていましたが結局一度も使いませんでした。

舞台は浮遊大陸という世界そのもの、ということで背景の多さは本気出しすぎですね。表情差分も必要十分。

H シーンもやはり「いつもの 8 月」……ということでやけに全裸が多いとか半脱ぎにしても脱ぎすぎだとかそもそも嬌声の上手い下手の落差が以下略とか。

  • よかったところ
    • 8 月でもこういうのを出せることを示してくれました
  • わるかったところ
    • 全てを説明する必要は無いですが、最終章にはファンタジーらしいこじつけ理論とかティアのこととかちょっと補完が欲しいところ

なんちゃって暗い雰囲気ゲーだろう、という先入観を払いのける程度には頑張っているように思います。「いつもの 8 月」で問題ないなら丁度良いバランスで描いていますし。逆に、8 月に 8 月以上のものを期待すると拍子抜けするでしょう。

穢翼のユースティア

ティアエンドでお話については終了。残るはオマケシナリオ。

よくあるセカイ系エンドと思えば順当なところでしょう、と一応納得はしてますがそこへ落とすには相応の下準備があってこそです。最後の最後にまわされたということもあって、ティアの活躍というかスポットが当たるシーンがどうも物足りないんですよね。

この手のオチはエンドに至までの積み重ねという、ヒロインの魅力で意味と効果を持つものなのでそこがちょっと弱く感じます。

作品のテーマ、言わんとしていることは終始一貫しているしわかりやすいし、主人公もよく動いているけどケリの付け方にもう一つ二つ、何か欲しいところ。最後の対峙のシーンとかですね。熱い展開にしろとかじゃ無く、もっと格好付けてもいいんじゃないのかなと。そこが 8 月の”甘さ”ってやつなのかもしれませんが。

穢翼のユースティア

イレーヌ様エンドとラヴィエンド。

ようやく言いたいことがはっきり見えてきただけあって、個別ルートとしては無難に及第点といったところなのでは。無理矢理に纏めた感も薄れていますし。ラヴィがオマケ扱いなのは残念ですがサブキャラってこんなものですよね。

ただ、何処で恋愛感情持ったの? ってところが相当薄いような……。

穢翼のユースティア

エリスエンド。

こういう二癖以上ありそうなキャラだというネタ振りはありましたし、8 月としては作風含めて頑張って折り合いを付けてると言えるのではないかなと。好きなキャラだという補正でかなり甘いのは一応差し引いても。

ただ、頑張ってはいてもカタルシスを求めるとやはり物足りないものがありますね。落とし所への導き方というのかな。引っ張っておいてあの程度で済ますのはちょっとこう、もにょっとするものが。別に血の雨が見たいわけじゃないですが。

穢翼のユースティア

まずはフィオネエンド。やはりいつもの 8 月というべきか、伏線だけちらつかせるけど適当に消化してしまうネタ振りルートですね。もちろんネタ振り自体は良いのですが、そこを敢えて無理矢理にでも解消しようとしてしまうあたりに無理を感じてしまうのだと思います。

不完全燃焼で放置するか、無理矢理にでも纏めるか、は難しいところですがテンプレ的には幾つかの謎、伏線は放置しておく方が後への興味関心を上手く残せるんじゃ無いのかなと自分は思います。

雰囲気に沿っているようでいて、手加減という甘さは感じますがそこは何事も加減が必要ということで。グリカジみたいな重い方が珍しいわけですし。

そいや、やはり H シーンでは主人公ボイス無しなんですね。需要あるのに。嫌な人はいるでしょうが、それはオンオフできるようすれば良いだけの話。

あと、この主人公は見事に全裸にさせてしまう困った人なんですが誰に文句言えば良いの?

穢翼のユースティア

OP が流れてちょっと進んだあたりまで。

今のところ、仄暗い雰囲気を過剰すぎない程度に演出できていると思います。やはり 8 月の上手さは、教科書的な基本や定番をきちんと抑えて作品世界への引き込み、連れ回しにちゃんと力を注いでくれること。導入部としてはこんなもんでしょう。