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VESTIGE -刃に残るは君の面影-

コンプ。以下、地味にネタバレ風味なので注意。

病んだお姉ちゃん目当てと割り切れば満足、トータルで判断するとちょっと残念でしたねといったところです。やはりバトルが適当すぎるというか敵さんがあまりにやる気なさ過ぎ、緊迫感の類もない、エンドは揃いも揃って微妙にアンハッピー風味。

エンドについては主人公とかヒロインとか区別無く、割とあっさり普通に殺されまくるタイプの作品というのもあるのでしょうけど、救済的なご都合エンドも一応欲しかったとこです。まあサブタイトルの時点でお察し下さいというのはわかりますが。

メインは姉と幼馴染みで、姫とメガネはオマケ扱いです。しかしお話的には姫が一番マシ、逆にメガネは一番不幸、というわかりやすい格差が。

静姉の声優はまきいづみってことでいつものように「まきいづみには天然とか優しいキャラとかじゃなく冷たいお姉さんが一番向いてるのに」と思ったわけですが、実はちゃんとそこを見込んだキャスティングでした。

期待通り、姉以外のルートだとステキに病んで嫉妬してくれて「あなたからは、ヨッくんのにおいがぷんぷんする。ヨッくんからも、あなたのにおいが」とか「さっきまで、していたのね。浅ましく身体を開いて、ヨッくんをその股ぐらに受け入れて」とか「そんな調子でヨッくんをたぶらかそうとしてたわけ? この薄汚い雌犬が!」とかのステキ台詞がまきいづみ独特の、時に優しく時に冷たい声色で聞けるというのは実に良いものでした。

学園ものでヒロインが刃物を振りかざして血飛沫飛び交うというのはあまりに非日常的で、スクイズのアレもあって一種のギャグにしか見えないという問題がありますが、本作は何せ学園異能バトルものですから、お姉ちゃんが日本刀を帯刀しているのも当然、邪魔な雌犬を始末しちゃったりする状況も自然に受け入れられるってものです (そうか?) 。

一応、本人ルートだと良いお姉ちゃんです。ただ静姉ルート終盤はあまりにお約束の流れすぎて、何かこうもうちょっと捻りましょうよという感じがしてどうも白けたものが。

変にバトルものっぽくしないで、痕の派生物作品のような伝奇ものっぽい話 (主人公の力に物の怪が引き寄せられて襲ってくる系) の話にした方がずっと面白くなったように思います。変に人間タイプの敵さんなんて出すからこう、小物感が漂うのでは。今の時代、敵キャラにも相応の魅力が求められるものですし。

  • よかったところ
    • 雌犬を始末する時の静姉は輝いてました
  • わるかったところ
    • フルプライス作品にしてはちょっとボリューム控えめ、企画そのものは悪くないのに肉付けに失敗したって気がします

病んだお姉ちゃん成分補給という意味では良い素材でした。

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(恐らくは) 姉ものってことで期待していたので開始。

学園異能バトルものってのは分かってましたけど、いまいち主人公の能力がはっきりしなくて不安だったんですよね。という不安が見事に的中して、バトルものとしてはかなり残念な事に。敵としては小物、対する主人公達も危機感無し。人目を忍ぶ存在だからといってパトカーの音で撤退とか、どこのチンピラだっていう。

主人公自身に特段の能力があるわけでもないあたり、ゴスデリと同じ空気を感じる。